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自治体の皆さまへ

フレイル予防のための運動器科学講座が送る健康情報

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新潟県小千谷市

フレイルは社会全体の病です。老若男女全ての市民の健康と幸せ無くして防げません。このコーナーでは、健康に役立つ情報を幅広くお届けします。

■骨粗鬆症(こつそしょうしょう)検診で未来の健康を守ろう

JA新潟厚生連小千谷総合病院
整形外科医師 古賀寛さん

◇骨折は日本の危機!要介護予防のために重要な骨粗鬆症対策
令和元年度の調査によると、全国で要介護認定を受けた人数は約650万人で、男性が200万人、女性が450万人います。要介護の原因は転倒・骨折が13%で、最も多い原因です。高齢化社会において要介護者を減らしていくためには、骨が弱くなってしまう病気「骨粗鬆症」の対策が重要です。

◇後悔先に立たず、でも薬なんて飲みたくない
女性は要介護者の割合が高いうえ、更年期以降女性ホルモンが減り、骨密度が急激に低下していくことがわかっています。しかし、骨粗鬆症には自覚症状がありません。「症状もないのに薬なんて飲みたくない」と思う方も多いと思いますが、いざ骨折をしてしまった時のつらさや大変さ、失ってしまうものを考えると、放っておくのはとても怖く思えます。

◇早期発見できるからこそ、強い骨を守る対策がある
骨粗鬆症の治療は、これまでにたくさんの薬が開発されてきました。しかし、現在の治療薬でも弱くなりきった骨を、若い頃の丈夫さにするほどの効果は期待できません。比較的丈夫なうちに骨が弱くならないように保つことの方が得意です。また、比較的丈夫な骨であれば、食生活の改善や運動により、骨密度の上昇効果も期待することができます。骨が弱くなりきる前に早期発見できれば、薬に頼らない対策をとることもできるのです。

◎小千谷市の骨粗鬆症検診
小千谷市では、骨粗鬆症検診を行っています。検診後の結果説明会では、骨粗鬆症の解説や骨を丈夫にする食事、運動に関する情報提供も行っています。未来の健康のため、検診を受診しましょう。

※骨粗鬆症検診日程は本号23面の「検診日程」または市ホームページをご覧ください。

問合せ:健康・子育て応援課 健康増進係
【電話】83-3640

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