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自治体の皆さまへ

フレイル予防のための運動器科学講座が送る健康情報

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新潟県小千谷市

フレイルは社会全体の病です。老若男女全ての市民の健康と幸せ無くして防げません。このコーナーでは、健康に役立つ情報を幅広くお届けします。

■リハビリテーションとは
JA新潟厚生連小千谷総合病院
リハビリテーション科
理学療法士 山本雄也さん

みなさんはリハビリテーションについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。最近では「リハビリ」という言葉で周知され、当院でも理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に、通院や入院されている方に対して実施しています。歩行練習や日常生活動作練習など、医師の指示のもと、それぞれの患者さんに合わせた内容で行っています。

リハビリを円滑に進めるために、本人の意欲や協力はなくてはならないものです。私たち専門職が提供できるのは、機能回復に向けたお手伝いに過ぎず、実際に行うのは患者さんご自身です。リハビリとは、けがや病気をした際に通院や入院をして「受けるもの」と思われる方も多いのですが、実際には自ら「行うもの」なのです。

通院や入院で実施するリハビリは、けがや病気の種類により異なるものの、実施する期間の上限が設けられているのが実情です。つまり、いつまでも通院や入院を続けながらリハビリをすることはできません。また、通院や入院で実施するリハビリが「医学的リハビリテーション」と呼ばれるのに対し、「予防的リハビリテーション」と呼ばれるものがあります。

「予防的リハビリテーション」とは、けがや病気の後に受ける「医学的リハビリテーション」に対し、骨折しないためのリハビリ、動けなくならないようにするためのリハビリのことを指します。リハビリというと敷居が高い印象を受けますが、ウォーキングや筋力トレーニング、それらが難しい方はスクワットや足踏み運動、ラジオ体操なども自宅で行える立派なリハビリの一部です。各市町村においても取組がされており、小千谷市でも通所型の介護予防事業や転倒予防教室などの予防的リハビリに取り組んでいます。

リハビリを「受けるもの」と思われていた方も「行うもの」へと考えを転換し、できることから気軽な気持ちでリハビリに励んでみてはいかがでしょうか。

問合せ:健康・子育て応援課 健康増進係
【電話】83-3640

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