3月は自分や家族の生活環境の変化などから、気持ちが落ち込みやすくなる時期です。心身の不調やストレスのサインに早めに気づいて自分をいたわり、ストレスからこころと体を守りましょう。
◆その症状、うつ病かも
うつ病は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」や「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられています。これらの神経伝達物質は、精神を安定させたりやる気を起こさせたりする作用があり、減少すると無気力で憂うつな状態になってしまいます。
初めのうちは、こころの不調ではなく、体の不調として表れることが多く、特に思春期はその傾向が強いと言われています。食欲や睡眠の不調だけではなく、体の倦怠感、頭痛・めまい・吐き気といった症状や、ひきこもりやリストカット、暴力など、攻撃的な行動として表れることもあります。
うつ病は、初期症状での早期発見と早期治療が大事です。少しでも異変を感じたら、休養やストレス発散などの対策をとりましょう。また、1人で抱え込まずに専門家に相談しましょう。
◆うつ病チェックシート
(1)または(2)にチェックがあり、全体で5個以上チェックがある状態が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをおすすめします。
◆臨床心理士による心の相談会
こころの疲れを感じている方、ひきこもりで悩んでいる方などの相談をお受けします。家族からの相談でも構いません。
日時:3月12日(水)午後1時30分~3時30分
会場:あすえ~る第1相談室
相談無料
※事前申込が必要です。
申込締切:3月7日(金)
申込:健康・子育て応援課
【電話】83-3640
◆家族会(コスモス会)
コスモス会では、うつ病など精神障がいのある方の家族が、悩みや不安を一緒に分かち合うための例会や学習会を開催しています。1人で抱え込まず話をすることで気持ちが楽になるだけでなく、対応方法を学ぶことができます。
●コスモス会例会(参加無料・申込不要)
日時:3月17日(月)午前9時30分~11時
会場:さつき工房2階
問い合わせ:健康・子育て応援課健康増進係
【電話】83-3640
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