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毎年6月は食育月間・毎月19日は食育の日 みんなで取組もう「食育」

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新潟県弥彦村

◆弥彦村食育推進基本理念「弥彦村 食で育む元気・長生き・豊かな心」
◇みんなが取り組む食育(村民のあるべき姿)
(1)食を通した健康づくり「自分のからだとこころの健康のためにバランスを考えて食べる」
(2)食の理解と継承「季節ごとに自慢できる“我が家の味”、“伝えたい味”がある」

厚生労働省が推奨している1人1日あたりの野菜摂取目標量は350g(野菜料理にして小皿5~6皿分)、果物摂取目標量は200gです。からだに必要な栄養素量(エネルギー、抗酸化ビタミン、カルシウム、カリウム、食物繊維等)を満たす量であり、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脳卒中、心疾患、一部のがんの発症予防効果があるとされている量です。また、果物・野菜摂取量が少ないグループに比べ、摂取量が多いグループは、死亡リスクが低いことが研究からわかっています※1。
弥彦村は、生活習慣病の中では高血圧症の罹患(りかん)割合が最も多く、次いで脂質異常症、糖尿病の順に多くなっています※2。これらが関与する脳血管疾患や慢性腎臓病の発症を予防することや、症状が重くならないようにすることが課題です。適量の野菜や果物を食べることは、弥彦村民の健康なからだづくりの要です。
※1 引用:国立研究開発法人国立がんセンター「野菜・果物摂取と死亡リスクとの関連について多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果」
※2 弥彦村国民健康保険生活習慣病の医療費分析より

◆野菜や果物を食べるといいことたくさん!野菜や果物に含まれている栄養素の体内での働き
◇ビタミン(A・C・E)
抗酸化作用(生活習慣病の原因になる活性酸素の働きを抑える)があります。体の免疫機能を正常に保ちます。

◇カリウム
体内の塩分の排泄を促すため、減塩効果があります。塩分を多く摂ってもよいことにはなりませんが、高血圧予防につながります。

◇食物繊維
腸の中で糖の吸収を遅らせるので、血糖の急激な上昇を抑え、糖尿病の発症を予防します。また、便秘を解消し、腸の調子を整えます。

◆野菜料理を今より一皿分多く食べよう!
弥彦村の特定健診で実施した追加問診票の集計結果によると、野菜については、目標の小皿5~6皿分(約350g)を食べている人の割合は約3割弱でした。ほとんどの人が、今よりも1皿分多く野菜料理を食べることを意識する必要があります。まずは、1日3食食べることが基本です。野菜から食べ始めると血糖値の上昇が緩やかになるため推奨されている食べ方「ベジファースト」も、野菜料理があってこそです。「忙しい」「時間がない」方は、カット野菜、乾燥野菜や冷凍野菜、コンビニやスーパーの惣菜を利用するのもよいですね。

◇野菜料理を1日に小皿で何皿分食べているか(R4年度特定健診追加問診票集計結果)

◆果物を食べる習慣をつくろう!
1日の果物摂取目標量200gは、にぎりこぶし2つ分のサイズに相当します。特定健診追加問診票の集計結果によると、毎日果物を食べている人の割合は、約3割でした。毎日にぎりこぶし1つ分でも食べる習慣が、生活習慣病の発症を予防し、健康の維持増進に繋がります。
ただし、食べ過ぎると体重増加の原因となるため注意が必要です。

◇毎日果物を食べているか(R4年度特定健診追加問診票集計結果)

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