年頭のご挨拶

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年頭にあたりご挨拶申し上げます。
1月1日に発生した能登半島地震におきまして全ての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げるとともに犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し心よりお悔やみを申し上げます。いまだ被害の全容は分かっておりませんが被災地の一日も早い復旧と復興、そして被災された皆様と懸命かつ献身的に救助活動に携わられている方々の健康と安全を心よりお祈り申し上げます。
弥彦村では午後4時10分の地震発生から約20分後に地震対策会議を開催し、人的、物的、ライフライン、公共施設の被害有無、関係機関との連絡・情報収集と防災行政無線、防災メール、村ホームページ等にて自主避難所を農村環境改善センターとし午後5時30分から開設の告知をしました。避難者数は、延べ40人のうち34人が村外の帰宅困難な観光客の方々でした。皆様には備蓄の水と保存食の提供、テント設置など対応いたしました。翌朝8時には、JR燕三条駅と新潟駅へ役場のバスにて全員をお送りしました。物的被害の報告は、屋根瓦の落下1件、ブロック塀の一部倒壊2件、石灯篭倒壊1件でした。今回の地震で燕・弥彦総合事務組合のごみ処理施設の煙突が傾き、大変危険な状況で早急な対応が必要となっています。また、被害の大きかった新潟市に対し「チームにいがた」として職員を派遣し現在も支援を行っております。
各関係機関、関係団体、各地区関係者の皆様が速やかに行動し一致団結して対応していただいたことにこの場を借りて深く感謝申し上げます。
災害への備えと対応、防災、減災への意識を更に高め全村民、訪れた人をしっかり守ること、救うことを改めて肝に命じた次第です。弥彦村の更なる発展のため誠心誠意努めてまいります。今年が皆様にとって穏やかで健やかな一年となりますようお祈り申し上げます。

弥彦村長　本間　芳之