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森の中の小さな美術館 弥彦の丘美術館だより

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新潟県弥彦村

■企画展 近藤 充展 -追憶の旅-
6月22日(土)~7月28日(日)

◆欧州で出会った記憶をたどる
近藤 充先生は、新潟市在住で新潟大学大学院教育学研究科修了後、長年洋画家として活躍され、作品は国内だけでなく海外でも高い評価を受けています。また、専門学校などで、学生に絵画の基礎となるデッサンなどを教えておられます。当美術館では初めてとなる近藤先生の企画展に向けて、お話を伺いました。

◇絵とのかかわりを教えてください。
子供の頃から絵を描くことは、好きだったようです。中学2年生の時、美術の先生に油絵を勧められ、初出品の新潟市美術展洋画部門で中学生として初めての入選となりました。そんな経験などを重ねて、絵画への想いが高まり、大学院修了後、画家として歩むことになりました。

◇弥彦村名誉村民の鈴木 力先生からも教えを受けたそうですが。
大学生のとき、鈴木先生が非常勤講師として来られ、テンペラ画の魅力を教えてくださいました。その後、油彩と併用することでシャープな線と鮮やかな色彩が出せ、作品のバリエーションが増えました。さらに年代とともに作風も変遷し、最近は岩絵具、アクリル系樹脂とテンペラによる独自の混合技法で描いています。
(※テンペラ:顔料と卵を混合して使用する古典技法です。美しい発色や細微な表現が可能です。)

◇企画展では-追憶の旅-とタイトルが付いていますが、どんなところを見て欲しいですか。
展示する作品は、外遊した時の情景を描いた作品でまとめてみました。
旅は予期せぬ出会いがありますが、私にとって絵を描く時も同じで、一期一会、刹那的な瞬間をテーマに制作しています。
《異邦にて》は、ローマのテルミ二駅広場でバスに乗っていた女性と視線のあった一瞬を、モチーフにしています。
時間を経ても留まる旅の一瞬の記憶と儚さを、作品を通じて共有していただけるとありがたいです。

●近藤 充先生による作品解説会
6月23日(日)・7月27日(土)
いずれも13時30分から

●ギャラリートーク
7月14日(日) 13時30分から

開館時間:9時~16時30分
会期中無休
入館料:
・大人(高校生以上)300円
・小中学生150円

問合せ:弥彦の丘美術館
【電話】94-4875

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