■書家 忠地九華(ただち きゅうか)
今月号のやひこノートは、弥彦村在住の書家忠地九華さんをご紹介します。忠地さんは、令和6年の東京新聞主催「第46回東京書作展」東京都知事賞、令和5年にも同展で準大賞を受賞しました。これらに加え県展・芸展など数多くの入賞受賞を果たしており、その活動は高い評価を受けています。
忠地九華さん(新潟市南区出身)にお話を伺いました。
◇書道を始めたきっかけは何でしょうか?
忠地:小学校から「お習字」を習っていました。高校ではじめて「書道」に出会いました。多彩な表現ができることに衝撃を受けました。それからは、身の回りの筆文字が気になりはじめ、本格的に勉強したいと思いました。
◇書家としての歩みを教えてください。
忠地:大学で基礎から書道史や教育学など、多方面に書道を学びました。帰郷後は、県立高校の講師や自身の書道教室で指導をしています。同時に自分自身の作品も出品し、現在も学び続けています。
◇書道の魅力とは?
忠地:書道はただ文字を書くことではなく、文字や言葉を視覚的に表現することのできる芸術です。言葉のもつ意味や背景に自身の想いや感情を込めて人に伝えたい!と作品にしていますので、心が豊かになることが魅力です。
◇今後の目標や展望は何ですか?
忠地:弥彦は歴史と伝統があります。この素敵な景観の中で、子どもたちに書道を通じて、本物に触れ、表現することの楽しさを伝えられたらと思っています。
◆忠地九華さんプロフィール
九華書道教室主宰
1988年生まれ
大東文化大学文学部書道学科卒業
新潟県書道教育研究会理事
東京書作展委嘱
2021年より自宅にて書道教室を開く
◆受賞歴
2020年 新潟市美術展 商工会議所 会頭賞
2021・2022年 新潟県芸術美術展 奨励賞
2023年 東京書作展 準大賞 文部科学大臣賞
2024年 東京書作展 第3位 東京都知事賞
その他 県展、芸展、市展入選多数
※詳しくは本紙裏表紙をご覧ください。
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