図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。
『ももいろのきりん』
作:中川李枝子
絵:中川宗弥
出版社:福音館書店
発行年:1965年
市内図書館所蔵数:33冊
◆あらすじ
お母さんから大きな桃色の紙をもらった「るるこ」は、その紙で世界一きれいな桃色のキリン「キリカ」を作ります。最後に目と口を描くと喋り始めるキリカ。るることキリカは一緒に遊びます。次の日、キリカは雨にぬれ、色あせてしまいました。
るるこはキリカをきれいな桃色に戻すために、キリカと「クレヨン山」まで向かうことに。クレヨン山にすむ動物たちと出会い、大冒険が始まります。
◆おすすめポイント
「自分の作ったものが動き出したら…」と子どもの頃に一度は思う夢が形となった物語です。桃色が映えるダイナミックな挿絵は、登場人物を生き生きと描いていて、今にも飛び出してきそうです。
元気で一生懸命な「るるこ」と「キリカ」が大冒険を繰り広げる姿を見ていると、元気をもらえます。小学生になる前の初めての物語の1つとして、最初は子どもに読んであげながら、ぜひ家族で一緒に楽しんでください。
問い合わせ:亀田図書館
(【電話】025-382-4696)
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