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≪特集≫未来に向けて進化するにいがた2kmの話

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新潟県新潟市

新潟駅周辺や万代・古町地区をつなぐ都心エリア「にいがた2km(ニキロ)」では、再開発や新しい施設の整備などが進められています。今号では、未来に向けて動き出している、都心のまちづくりについて紹介します。

『整備が進む新潟の都心』

◆駅南(ekinan)
▽令和7年度末に完成予定 オフィスビル・高層マンション
平面駐車場として利用されていた新潟駅南口西地区に、地上10階建てのオフィス棟・地上32階建ての高層マンション棟・約500台収容の駐車場棟の整備が進められています。新潟駅周辺や、けやき通りと一体となる回遊性を持った広場を整備することで、緑豊かなオープンスペースも生まれます。
また、ICTの先端技術を学ぶ専門学校が立地するなど、産学連携の拠点としての機能も期待されます。

◆新潟駅(niigataeki)
▽今年3月末に供用開始 新潟駅バスターミナル
3月末に駅高架下にあるバスターミナルの供用を開始します。階段やエスカレーター・エレベーターで駅の改札階とすぐにつながり、今よりも鉄道とバスの乗り換えがしやすくなります。
また、同バスターミナルの供用開始に伴い、万代広場の一部(東側バス停部分)が開放されます。

▽観光案内センターが3月にオープン
新潟市の観光情報や魅力の発信拠点として、3月初旬に新しい観光案内センターが駅の2階にオープンします。デジタルサイネージを活用して、新潟の四季や観光情報、歓迎メッセージを発信し、訪れた人をもてなします。

問い合わせ:観光政策課
(【電話】025-226-2608)

▽今年春に開業 新潟駅構内の新しい商業施設
新潟駅の高架下空間を活用した、新しい「CoCoLo(ココロ)新潟」が開業します。既存店を含め約170店舗の大型商業施設が、新潟の玄関口に誕生します。

[インタビュー]
JR東日本新潟シティクリエイト(株)
マーケット開発部 課長 五十嵐 美都(みと)さん
好きな正月の食べ物:のっぺ、栗きんとん
今年の抱負:アルビレックス新潟のアウェイゲームにたくさん行く

新しいCoCoLo新潟は、多くのお店が集まる広いフロアを利用シーンに合わせて過ごせるのが特徴です。地上2階建ての施設内には、新しく「惣菜・イートイン」「デイリー雑貨」「土産・スイーツ・食料品」「横丁(バル・ラーメン)」「ファッション・コスメ」「レストラン」「生鮮・惣菜」のエリアが誕生します。
県内初出店のブランドの服やコスメなどの買い物を楽しめるのはもちろん、観光に来た友人と新潟の食を味わってお土産を選んだり、仕事・学校帰りに日用品や生鮮食品の買い物をしたり、横丁に立ち寄って1杯飲んだりすることができますよ。
この商業施設が、目的地の1つとして多くの人の行動の流れを変え、新潟に訪れる人や賑わいを増やし、まちに活気を生んでくれたらいいなと思います。まずは春の開業に向けて、精一杯準備を進めていきます。オープンしたら、ぜひ遊びに来てください。

◆古町(furumachi)
▽令和11年度以降に順次供用開始予定 高層複合型施設
旧新潟三越周辺で、新潟県最高層となる約150mの複合型施設を建設する計画が進められています。1~3階は商業施設、4~6階は高機能オフィス、7~9階はシニア向け住宅、10~37階は分譲住宅となる予定です。
商業施設だけでなく、オフィスや住宅など複合的な用途があることで、昼間人口・定住人口を増やし、古町エリア全体に新しい活気を生み出すことが期待されています。

[インタビュー]
西堀通5番町地区市街地再開発準備組合
事務局長 熊倉 一男さん
好きな正月の食べ物:あんこ餅、きな粉餅
今年の抱負:孫たちといっぱい遊ぶ

約4年前、多くの人に惜しまれながら閉店した老舗百貨店「新潟三越」。当組合では、再開発についての勉強会を開催したり、周辺住民の声を聞いたりしながら議論を重ね、旧三越の跡地に複合型施設の建設を計画しました。
施設のデザインは、世界的に活躍する建築家・藤本壮介さんにお願いしました。高層建築物には珍しく緑があったり、人の動きが外から見えたりする、斬新で美しい形だと思います。
また、施設内には、医療機関が連なるクリニックモールや、まちなかにあまりない温浴施設を整備する予定です。周辺に住む人の暮らしやすさの向上はもちろん、「サウナでさっぱりした後に1杯行こう」など、これまであまり古町に来なかった人が、古町に来るきっかけになってくれるとうれしいですね。
歴史や文化など多くの魅力がある古町が、再び賑わいを取り戻せるよう、着実に整備を進めていきます。

◆万代(bandai)
▽昨年3月に新潟駅・万代地区周辺将来ビジョンを策定 新たな万代シテイを象徴する「ウォーカブル」なストリートへ
昨年3月に「新潟駅・万代地区周辺将来ビジョン」を策定し、同地区周辺の将来の姿や方向性を定めました。万代シテイストリートは「体験型・時間消費型のエリア」として、多様な来訪者が居心地良く楽しく回遊できるまちづくりを進めていきます。 ※同ビジョンは新潟市ホームページに掲載

[インタビュー]
万代シテイ商店街振興組合
理事長 髙井 俊幸さん
好きな正月の食べ物:うに、いくら
今年の抱負:お酒を控えて減量

昨年11月、万代シテイは誕生50周年を迎えました。5年前からの大規模なリニューアル工事で、バスセンター内や通りの歩道が明るく歩きやすくなり、子ども連れが2階の「なないろガーデン」やフードホールで快適に過ごせるようになるなど、皆さんからの要望に応える形で、これまでより居心地の良い空間になったと感じます。
万代シテイは「楽しく回遊できる『ウォーカブル』な空間」を目指しています。当組合では、イベントや店舗ごとのキャンペーン情報が分かる「デジタルマップ」の提供や、歩行者天国でキッチンカーなどを楽しめる憩いゾーン「万代ホコテン」の運営など、新しい取り組みで回遊性の向上を図っています。
買い物や食事に来たついでに、居心地の良い場所や開催中の催しを楽しんで帰れる、そんな体験を皆さんに届けられるよう、積極的にイベントの企画や情報発信を行っていきます。ぜひ今年も、万代シテイへたくさん遊びに来てください。

問い合わせ:
・新潟駅について…新潟駅周辺整備事務所(【電話】025-245-1260)
・駅南・古町について…まちづくり推進課(【電話】025-226-2697)
・万代について…都市政策部(【電話】025-226-2696)

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