図書館司書がお薦めする、子ども・子育て世代向けの本を紹介します。
『おさるのまいにち』
作・絵:いとうひろし
出版社:講談社
発行年:1991年
市内図書館所蔵数:20冊
◆あらすじ
南の小さな島は、サルの楽園です。おさるたちの一日は、日の出とともに起き、まずオシッコ、そしてご飯。その後は一列に並んで毛繕い。それから木登りをしたり、水浴びをしたりして夜になったら眠ります。毎日毎日同じ暮らし。
そんなある日、水平線の向こうから世界中を旅するウミガメのおじいさんがやってきました。おじいさんの今回の旅の話は、おさるたちにとっては大変衝撃的なものでした。
◆おすすめポイント
南国のおさるたちの緩い日常を描いた幼年童話です。のんびり、ゆったり暮らすおさるの毎日は、読む人の凝りをほぐしてくれます。どうぞお子さんと楽しんでください。
いとうひろしの「おさる」シリーズは11巻。子どもは主人公のおさると南の島ライフを楽しみ、自然の不思議を考え、想像力を豊かにするでしょう。大人は主人公の内面の成長にハッとするかもしれません。緩いだけではなく、実は深い「おさる」シリーズです。
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