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≪特集≫にいがた2kmから新しい風を(1)

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新潟県新潟市

新潟市では、にいがた2km(ニキロ)の都心部ならではの強みと、8区の特色ある魅力を連携させた「市内外から稼げる事業」を創出する取り組みが進められています。今号では、新しく動き始めたプロジェクトについて紹介します。

地域資源×熱量で新潟でしかできないイノベーションを
※イノベーションとは…革新、刷新、新機軸などを意味する言葉

◆情報集約サイトで にいがた2kmと8区の回遊を促進
NIIGATA CITY OCTAGON TOURISM(ニイガタ シティ オクタゴン ツーリズム)

8区に点在する魅力を面的に発信することから「OCTAGON(八角形)」と名付けられました。

▽プロジェクトのイメージ
市内の酒と発酵蔵の情報集約サイトを開設
・現地に行くと味わえる体験
・現地で購入できる特別なモノ
・市内の蔵元が連動した企画の立案や情報発信

にいがた2kmエリアで
・ぽんしゅ館などで一部商品を陳列・紹介し、蔵元への人の流れをつくる

▽酒と発酵蔵に焦点を当てて8区の魅力を深掘る
このプロジェクトの狙いは、たくさんの人に8区それぞれを学びや体験を楽しむための目的地にしてもらうことです。多くの人から目的地として選んでもらうためには、場所をアピールするだけでなく、その場所で「どんな体験ができるか」「どんな知識を学べるか」ということを伝えることが大切だと思います。そこで、蔵ごとに個性があってエリアをまたいで人が回遊できることや、海外からの旅行者にも人気があることなどに着目し、新潟市の日本酒と発酵蔵に焦点を当てた情報集約サイトを作ろうと考えました。
サイトの運用は既に始まっています。それぞれの蔵の魅力や酒などに関するイベント情報を載せているので、どなたが見ても楽しんでもらえると思います。また、さまざまなプロジェクト情報も載せているので、事業者の方にも見てもらい、ビジネスなどいろいろなことに情報を活用してもらいたいです。
イベントの開催などで瞬間的に盛り上がるだけでなく、この先もずっと各区の魅力を深掘りし、地域資源の新しい活用の形を追求し続けたいと思っています。みんなで情報を活用し、新潟市の多様な魅力を見つけていきましょう。
-(株)ネルニード 遠藤 智弥さん

▽新潟青陵大学の学生と連携した取り組み
酒と発酵蔵の魅力を体験できるイベントを開催!

市内の酒や発酵蔵の魅力を学生の目線で伝えるイベント「NIIGATA CITY OCTAGON PARTY(ニイガタ シティ オクタゴン パーティー)」を開催します。当日は実際に飲食を楽しむこともできます。
日時:2月23日(日)
場所:ぽんしゅ館クラフトマンシップ(新潟駅・CoCoLo(ココロ)新潟内)
※時間など詳しくは決まり次第、情報集約サイトに掲載

◆にいがた2kmと8区を結び付ける
2km×8区 アンテナショップ開設事業

▽プロジェクトのイメージ
にいがた2kmエリアで
・8区それぞれのアンテナショップを開設
・それぞれの地域に根差したものを販売

各区で
・区役所などで、他区の特産品などを販売するストアを出店

▽点在する各区の魅力を効果的に発信
私は以前から、西区の海岸線の活性化を目指す活動をしていました。活動をする中で、住んでいる区以外の区のことをあまり知らない市民の方が多く、また、中央区以外になかなか人が流れていかないように感じていました。市民や観光客の方に各区の特産品や文化などの魅力を知ってもらいたいという思いが、このプロジェクトを始めたきっかけです。
昨年、にいがた2km内でのテスト事業を済ませ、今年の1~3月には各区で行われるイベントに出店する予定です。将来的には、にいがた2km内に8区それぞれのアンテナショップを作ることや、各区のイベントや区役所などで他区の特産品を販売するお店を出していくことが目標です。アンテナショップでは特産品の販売はもちろん、旅行業者と連携して8区のミニツアーを商品として用意し、購入したお客さんがすぐにでも好きな区へ移動できる仕組みを作ることが理想です。
各区の魅力を知る機会や現地に行くきっかけを提供することで、市民の皆さんが地元新潟に誇りを持って自ら新潟市をPRできる未来を目指して頑張ります。
-(有)モノクローム新潟 原澤 秀明さん

▽昨年10~12月にテスト事業を実施
8区のおいしさをお届け!ハチク★キッチン

昨年、にいがた2kmにある万代シテイバスセンタービルの2階で、8区の特産品グルメを販売するストア「ハチク★キッチン」を出店しました。ストアでは旬の野菜・果物や日本酒のほか、特産品を使ったホットサンド、ソーダなど、週替わりで各区のグルメを販売しました。
「新潟市異業種交流研究会協同組合に加入しているさまざまな企業の協力のおかげで、ひとまずは形にすることができました。今後も連携の輪を広げながらプロジェクトを進めていきたいです」と、原澤さんは話してくれました。

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