11月12日、新潟中央高校と新潟商業高校両校ダンス部の「ジョイント公演会」が鏡淵小学校で開催され、訪れた約200人の観客を沸かせました。
公演会を主催したのは、鏡淵小学校区コミュニティ協議会の皆さん。地域との交流と文化活動の発展に寄与するため、平成22年から開催しています。
「全国でも知名度が高い新潟中央高校ダンス部の頑張っている姿を同じ地域の住民に披露する場ができないものかと学校に相談したのが、公演会をはじめたきっかけです」と話すのは、同コミ協の五十嵐瑠美子さん。若者のエネルギーあふれる演技は見るものを魅了し、恒例行事となりました。
第10回の記念の年から新潟商業高校も加わり、今年で12回目を迎える公演会。さまざまな曲に合わせてダンスを披露する中で、毎年変わらずに大切に引き継いでいる演目「旅愁」があります。
詩人の犬童球渓(いんどうきゅうけい)が作詞した唱歌「旅愁」。日本の歌百選にも選ばれたこの歌は、明治末期に音楽教師として新潟高等女学校(現在の新潟中央高校)に赴任していたときに作詞したものです。
同コミ協文教部長の山﨑徳男さんは、「今年はダンスのほかにも、観客と一緒に合唱することにしました。公演会を通じて、地域の宝である『旅愁』をこれからも大切に守り受け継いでいきたいです」と晴れやかな表情で語りました。
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