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笑顔を乗せて走るしも町循環バス にこにこ号

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新潟県新潟市中央区

区では、生活状況にあわせて移動しやすい環境づくりに取り組んでいます。しもまち地域には、地域の人々の手で住民バスを運行しています。

〔しも町循環バスにこにこ号とは〕
公共交通の空白・不便地域で買い物や通院の利便性を向上させるため、地域の皆さんが主体となってバスの運行を目指し、バス会社や行政と意見交換などの活動や検討を経て、平成19年から「新潟島に循環バスを走らせる会」が運営している区内で唯一の住民バスです。
舟江診療所前から寄居町十字路前までの約一周半のルートを1日7便、毎日運行しています。
※走行ルートは本誌をご参照ください。

◆利用者とともに住民バスを続けていきたい
にこにこ号を運行する新潟交通観光バス株式会社では、16人の乗務員が毎日交代で安全運行に努めています。
狭い道や角度の急な坂道など、しもまち地域ならではの道を走るにこにこ号。
乗務員の1人である船山昌代さん(本誌写真)は「何よりも利用者さんの安全が第一です。走行中は転倒事故防止の声かけや、乗降時にはなるべく歩道近くに寄せて、乗り降りしやすいようにするなど、皆さんが安心して気持ちよく利用してもらうために心がけています」と話します。
しもまち地域の皆さんの気さくな人柄に触れられるのも、にこにこ号の魅力と語る船山さん。「地域の人たちが子どもたちに優しく声をかけている姿などを車内で見ると、地域で子どもを見守り育てていると感じます。私にも“元気らかね?”と気軽に声をかけてくれて、乗務の中で地域の人たちと交流できるのはうれしいです。これからも事故なく利用者の皆さんの笑顔を運びつづけていきたいです」と輝く笑顔で語りました。
新潟交通観光バス(株)
運転手 船山昌代さん

◆住民の思いに応えていきたい
にこにこ号の運営を担う「新潟島に循環バスを走らせる会」の事務局長・野本孝さんは、「各町内への署名集めやチラシの配布、募金をお願いするところから、一つ一つ進めてきました。地域の皆さんの協力があって今があります」と話します。当初はこうした地道な苦労がありましたが、最近は認知度や利用率が上がったといいます。同会事務局次長の滝沢量治さんは、「快適なバスを目指して、乗り降りしやすいノンステップバスの導入やバス停の新設を実施してきました。今後も利用者を第一に考えて、多くの人に乗ってもらえるバスにしたいです」と意気込みを語りました。
滝沢量治さん、野本孝さん

◇しも町循環バスにこにこ号の案内
運行日:毎日(8月13日、12月31日~1月3日を除く。)
※冬期間は路面状況により臨時運休となる場合があります。安全な運行のためご協力をお願いします。(除雪情報は本誌2面へ)
運賃:260円(小学生以下の子ども、「シニア半わり」利用者、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の提示者は半額)
停留所や時刻表などの情報は、区ホームページ(本誌の二次元コード)から確認できます。

問い合わせ:新潟島に循環バスを走らせる会・バス運営委員会 野本
【電話】090-5818-3743

■観光地をぐるっと巡れる!そのほかの区内循環バス
◇新潟市観光循環バス
バス停近くの施設:旧齋藤家別邸、旧小澤家住宅、みなとぴあ、万代シテイ、古町ルフル、ピアBandai、マリンピア日本海など

問い合わせ:観光推進課
【電話】226-2612

◇みなと循環線
バス停近くの施設:沼垂テラス、万代シテイ、古町ルフル、ピアBandaiなど

問い合わせ:新潟交通バスセンター案内所
【電話】246-6333

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