中央区では人口減少が進む「しもまち地域」の活性化のため、この地域の認知拡大と市内外の人の流入・交流の促進を図る「日和山浜魅力創出事業~ハマベリング!!!~」を実施しています。この取り組みを不定期で連載しています。
◆ユニバーサルビーチを目指して
障がいのある人、小さな子どもや高齢者まで、誰もが安全で快適に海を楽しめるビーチのことを「ユニバーサルビーチ」と呼びます。
ハマベリング!!!では、ユニバーサルビーチを目指した取り組みを進めています。
8月7日に日和山浜で、浜辺に必要なバリアフリー整備などの検証を新潟青陵大学短期大学部で介護を学ぶ学生と行いました。
検証に協力してもらったのは、柏崎市を拠点にバリアフリー調査などの活動を続ける柏崎ユニバーサルツーリズムセンター(NPO法人地域活動サポートセンター柏崎内)の事務局長である押見敏昭さん。
実際に水陸両用車いすを使用し、砂浜から海に入るまでのサポート方法や、突堤で釣りをするケースなどを想定した検証を実施。
学生は「想像していたよりも、波の力が強くバランスを取りづらかった」と驚きの声を上げていました。
また、同センターの押見さんは「車いすを利用する人も気兼ねなく行ける場所が増えることは、地域の活性化にもつながる。日和山浜の活動を継続的に発信することでさまざまな地域で広がっていくことを期待したい」と笑顔で話しました。
○「水陸両用車いす」とは
タイヤはゴムでできていて、中に空気が入っているため、介助者がついての砂浜移動はもちろん、そのまま海水に浸かることもできる車いすのことです。
今後もハマベリング!!!ではさまざまな団体などと協働・連携し、誰もが安全で快適なビーチに向けて発信していきます。取り組みの進捗は、区ホームページ(本誌の二次元コード)から確認できます。
次回、海のSDGsを取り上げます。
問い合わせ:地域課
【電話】223-7041
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