町屋を活用した施設を運営し、歴史や町屋の魅力を受け継ぎ発信する皆さんの取り組みや思いを紹介します。
所在地:上大川前通10
開廊時間:午前11時~午後6時(不定休)
新潟絵屋は、大正時代に並木町に建てられた町家を解体および移築し、画廊として使用しています。そこは当時、米問屋だったといわれ、母屋は火事で焼失しましたが、ミセ(通りに面した部分)が残されていました。
画廊の前は事務所として改装し使用されていました。2000年に大倉宏さんをはじめとするメンバーが以前の改装部分を撤去すると、当時の漆喰壁(しっくいかべ)や柱が現れました。画廊は当時の素材を生かした内装になっています。
■木造建築の魅力
「柱を隠さない、日本の伝統工法の1つである真壁(しんかべ)づくりは、木の美しさが感じられ、職人の技が垣間見えます。開放感のあるつくりも町屋の魅力です」と大倉さんは語ります。
■にぎわいのある町へ
「しもまち地域は古い建物がたくさん残っていて、活用する人が少しずつ増えています。町を魅力的にしたいという思いを持っている人が増えるのは嬉しいです。店舗としての活用だけでなく、町の活性化には人が住むことが重要。町中に残っている家に人が戻ってきてほしい。新しいものもいいですが、古いものも残していきたいですね」と話してくれました。
■画廊からのお知らせ
11/29(金)まで、「蓮池もも展」を開催中。
問い合わせ:【電話】222-6888
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