「建物は知っているけど、詳しいガイドは聞いたことがない」、そんな皆さんに、区内にある文化施設の通な見どころを紹介します。
■旧日本銀行新潟支店長役宅 砂丘館
「砂丘館」は、旧日本銀行新潟支店長役宅の愛称です。昭和8年に建設され、平成11年10月まで、30人の支店長が居住しました。建物は奥に長い作りになっています。
外観は和風ですが、玄関の脇には洋間の応接室があるのが特徴です。現在喫茶スペースになっていて、窓からお庭を楽しむことができます。優雅にコーヒーはいかがですか。
開館時間:午前9時から午後9時
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)※その他に休館日あり。詳細はホームページ(本紙の二次元コード)を確認してください。
◇ここに注目!通な見どころポイント
玄関の天井は、木を格子に組んでその上に板を張った「格天井(ごうてんじょう)」でできています。寺院や書院造りの建物などの、格式の高い部屋の天井に用いられます。よく見ると、縦の木目と横の木目を交互に配置する工夫がなされています。
災害が起きた場合、支店長役宅で銀行業務が代行できるように、紙幣を保管する金庫として使用するための蔵が作られました。実際に災害が起きて使用することはなかったそう。現在は、ギャラリーとして使用しています。
・7月7日(日)まで
館内では、企画展「吉田重信展ヒカリノミチ2024」を開催中(観覧無料)。
いつもと違うこの機会だけの砂丘館はいかがですか?
問い合わせ:同館
【電話】222-2676
<この記事についてアンケートにご協力ください。>