知る人ぞ知る! 文化施設の見どころ紹介 旧齋藤家別邸

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「建物は知っているけど、詳しいガイドは聞いたことがない」、そんな皆さんに、区内にある文化施設の通な見どころを紹介します。

「旧齋藤家別邸」は、豪商齋藤家の四代目喜十郎が大正7年に建てた別荘で、庭園と建物を一体として捉える「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の趣向で造られています。数寄屋造(すきやづく)りを基調とした建物、砂丘地形を生かした回遊式の庭園は、贅(ぜい)を尽くしたつくりが随所に見られます。
庭園は国の名勝に指定されています。見る場所によって風景の違いが楽しめるため、実際に訪ねて、お気に入りの風景を探してみてはいかがですか。

■ここに注目!通な見どころポイント
・二階のお手洗いの窓はイノシシの目の形、天井は木目が美しい紅白の板を組み合わせた矢羽(やばね)の模様です。どちらも「魔を払う」という意味合いがあり、細部へのこだわりが感じられます。

・二階の茶室は、もてなす亭主側(写真左側)は板を張っていないすだれ天井、お客さん側は屋久杉の板を張った天井です。よく見ると、お客さん側の天井が高くなっています。一つの部屋で格式の違いを表現していて、おもてなしの気持ちを味わうことができます。
※写真は本紙をご参照ください。

■夏休み自由研究に参加しよう!
自分だけのオリジナル作品を作ってみませんか。講座で作った作品は持ち帰ることができます。
対象・定員：各回5組※小学生は保護者同伴。
申し込み：7月10日(水)から電話で同館へ

◇7月20日(土)　水引づくり
日時：
(1)午前10時～11時30分
(2)午後1時～2時30分
内容：さまざまな色の水引紐を使って猫やセミなどの作品を作る。
参加費：500円(入館料別途)

◇8月3日(土)　型染め手ぬぐいづくり
日時：
(1)午前10時～11時30分
(2)午後1時30分～3時
内容：旧齋藤家別邸の植物や生き物をモチーフにした型を使って、オリジナル手ぬぐいを作る。
参加費：1,000円(入館料別途)

開館時間：午前9時30分から午後6時
休館日：月曜日(祝日の場合はその翌日)※その他に休館日あり。詳細はホームページ(本紙の二次元コード)を確認してください。
参加費：300円(小・中学生100円、小・中学生は土日祝日無料)

問い合わせ：同館
【電話】210-8350