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ファシリテーションで若者が自由に意見できるまちへ

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新潟県新潟市中央区

市は、「新潟市こども条例」に基づき、子どもが意見を表明しやすくなる環境や仕組みを整備し、まちづくりに参画する意識の醸成を目指しています。その実現のため、NPO法人みらいずworksは令和6年度まちづくりパートナーシップ事業補助金を活用して、「子ども意見表明ファシリテーター養成講座」を開催しています。この講座では、子どもや若者の意見を聞き、寄り添い、意見を引き出すファシリテーションのスキルや子どもの参画を促すプログラム作りを学んでいます。講座には、地域教育コーディネーターや子どもの意見を地域づくりにいかしたい人などが参加しています。

●ファシリテーションスキルを実践
昨年12月7日に開催した講座では、高校生以下の若者と地域の大人による意見交換ワークショップを鳥屋野中学校で実施し、実際に受講者がファシリテーターとして活躍しました。話し合いの中で自由なアイデアを引き出せるよう、意見の良い・悪いを判断せずに受け止めながら進めたり、発言者が偏らないように声掛けをしたりしていました。参加した中村知子さんは「ファシリテーターとして、抽象的な意見に対して『どういうこと?』と掘り下げて聞き、具体的な意見を引き出せました。若者ならではのいろいろな考えがあり、地域のこれからを担う若者が気楽に意見を言える場を増やし、それを大人が吸い上げることで未来が明るくなると思いました」と話していました。

●講座の中のワークショップで話し合われた内容を紹介!
▽多世代で考える上所駅周辺の未来
12月7日のワークショップでは、鳥屋野中学校と新潟南高校の生徒と上所校区コミュニティ協議会の皆さんなどが、上所駅周辺をどんな場所にしたいかを話し合いました。「駅ができると住民や地域にどんなことが起こるか」「どんな場所にすべきか・どんなことをしていくべきか」について、班ごとにボードに書き出していきました。生徒たちも積極的に意見を出し、グループ発表では具体的で若者らしい意見に大人からは感動の声が上がっていました。

▽ワークショップで出た意見
・通勤・通学しやすい
・ごみのポイ捨てや騒音が心配
・渋滞が発生し交通の便が悪くなるのでは?
・地下道に子どもたちの絵を描いて明るく
・地域の人が遠くまで出かけやすくなる
・パトロールの強化や交番にすぐにつながる電話の設置を
・デジタルサイネージを活用したポスター・動画を若者がつくる!
・子どもが遊べる商業施設を

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