「建物は知っているけど、詳しいガイドは聞いたことがない」、そんな皆さんに、区内にある文化施設の通な見どころを紹介します。
燕喜館(えんきかん)は、明治から昭和にかけて活躍した豪商、四代目齋藤喜十郎(きじゅうろう)氏の邸宅の一部を、白山公園内に移築再建した歴史的建造物です。平成12年に国登録有形文化財に指定されました。名称は齋藤家が接客のための部屋を「燕飲(えんいん)して喜ぶ」、つまり、「宴を催し、楽しみ喜ぶ」という意から「燕喜館」と称していたものを引き継いでいて、当時の扁額(へんがく)が式台・玄関の間に掲げられています。
また、建物には長さ約18メートルの杉の丸太や欅の厚板といった貴重な材料が多用されています。そのような施設で茶道や華道を行ったり、白山公園の蓮池を眺めながらお茶を味わったり、都市の中で落ち着いた風情を感じ楽しめる施設として親しまれています。
開館時間:午前9時から午後5時
※貸室は午後9時まで
休館日:毎月第1・第3月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
※詳細はホームページを確認してください。
所在地:一番堀通町1(白山公園内)
入館料:無料
■ここに注目!通な見どころポイント
奥座敷は、天井が高く開放的ながらも格調の高さを感じられます。また、床の間の横の違い棚はわずかに高さが違っていたり、床の間の下壁の穴「狆潜(ちんくぐ)り」の下に亀の柄が彫られていたりと、趣向が凝らされています。
居室の襖絵は水原出身の画家・長井一禾(いっくわ)による手描きの絵です。四代目齋藤喜十郎氏が建てた「旧齋藤家別邸」にも襖絵をはじめとした豪商の館らしい工夫がありますので、共通点を探してみてはいかがですか。
▽見学だけじゃない!燕喜館の楽しみ方
座敷や茶室の貸室や、500円の呈茶サービス(抹茶・珈琲)を行っています。また、茶会やその他の催しのための備品は無料で貸し出しをしています。詳しくは同館ホームページを確認してください。
問い合わせ:同館
【電話】224-6081
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