■ご挨拶
中央区自治協議会 会長 佐藤 雅之
早いもので、この3月末で第9期自治協議会の任期が満了します。自治協議会は、住民と区役所が協働してまちづくりに取り組むため、地域などから選出された委員により構成され、地域課題の解決や共有などに努めています。今期は委員全員の頑張りにより、目的に即した活動ができたのではないかと自負しているところです。少子高齢化や経済の縮小が日常会話になるような昨今ですが、より住み心地のよいまちにするため自治協議会は今後も頑張りますので、よろしくお願いします。
■2年間の活動で描いた中央区の未来
各部会の取り組みを紹介 部会シリーズ(3)
中央区自治協議会では、分野ごとに4つの専門部会を設置し、地域課題の解決に向け、委員全員でさまざまな事業に取り組んでいます。第9期自治協議会の各部会の成果を紹介します。
◆第1部会
「にいがた推しメシプロジェクトin古町・本町」で食の魅力をPR
分野:賑(にぎ)わい創出・交流人口など
「にいがた推しメシ」
第1部会では、食を通じて古町・本町エリアの交流人口の増加を図るため、同エリアの飲食店のイチ推しメニューをインスタグラムで紹介するプロジェクトを展開しました。魅力あふれるメニューやこだわりの店内写真などを投稿し、紹介文には英訳も加えることでインバウンド需要にも対応しました。プロジェクトへの参加を募るため、委員が直接お店を訪問して意義を伝えるなど積極的に活動し、計25店舗から参加いただきました。ぜひインスタグラムをチェックしてお店に足を運んでみてください。 松川委員
・参加店にPRグッズをお届け
◆第2部会
新潟の未来を守る防災対策 講演会とワークショップで知恵を集結!
分野:福祉・防災など
能登半島地震を経て、避難行動や避難所運営に対する意識が高まったことから、防災講演会とワークショップを令和6年11月に開催しました。当日は、講演会に130名、ワークショップに27名と、多くの人に参加いただきました。ワークショップでは、地域間での防災対策の共有や活発な意見交換が行われるなど、今後の防災活動にいかしていただける良い機会になったのではないかと思います。地域を守るためには、平時から状況に応じた対策の共有が重要だと感じました。 小奈委員
・津波の浸水情報などの話がありました!
・避難所運営などの課題について情報交換!
◆第3部会
市民が描いた鳥屋野潟を満喫する公園 「とやのテラス(仮称)」構想を発表!
分野:水辺・緑化
中央区は日本海、信濃川、鳥屋野潟という恵まれた水辺空間を有しており、この利活用が区民生活のみならず新潟市にとっても重要なテーマといえます。当部会では、鳥屋野潟のポテンシャルが十分にいかされていないと考え、課題解決に向けた方策を探るため令和7年2月に市民フォーラムを独自開催しました。その中で、展望施設やカフェを水際に設置する新たな公園計画「とやのテラス(仮称)」構想を提言し、今後の鳥屋野潟整備計画に一石を投じました。 田中委員
・水際で景色を楽しみながらゆったりできる場所をイメージ!
・「とやのテラス(仮称)」構想のイメージ図(作図 荒井隆二氏)
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆第4部会
若者が紹介! 中央区の老舗情報リーフレットを作成
分野:歴史・文化・産業など
中央区の魅力をもっとアピールしたい!その鍵は「食」と「若者」にあると考えました。この度、みなとまち新潟の豊かな食文化を支えてきた老舗と未来を担う若者たちのコラボレーションが実現し、老舗紹介リーフレット「ヤングの老舗めぐり」を制作しました。若者たちと一緒に取材し、制作にも多くの意見を取り入れました。今後も彼らのSNSなどの発信力に期待し、中央区の歴史と豊かな食文化を広めていけたら嬉しく思います。 唐沢委員
・リーフレットは市施設や区内大学・専門学校などに設置中!
・コンパクトで持ち運びしやすい!
・老舗紹介リーフレット「ヤングの老舗めぐり」
◆全体会議
過去の主な議題・取り組みは、こちらから確認できます。
※詳しくは本紙をご覧ください
◆バックナンバー
過去の中央区自治協だよりはこちらから
※詳しくは本紙をご覧ください
◆編集活動を通しての一言
ここ数年で、自治協議会はもとより町内会などでも、紙媒体を併用しつつデジタル化が進んできたようです。地域の活動をタイムリーに詳しく発信すること、そして、若い世代に関心を持ってもらうことが、今後の課題と感じました。取材にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。 山岸委員
発行:新潟市中央区 自治協議会だより編集部会
【電話】223-7023(地域課内)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>