■日本の誇り 酒
昨年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます海外からの注目を集める日本酒。今号では、日本一の蔵元数を誇る新潟県において、玄関口である新潟駅から最も近い今代司酒造を取り上げます。
◆今代司酒造
所在地:鏡が岡1-1
営業時間:午前9時~午後5時
問い合わせ:【電話】245-0325
◆今代司酒造とは?
1767年の創業当時は酒の卸し業や旅館業を営み、明治時代中期、本格的に酒造りに参入しました。阿賀野川のきれいな伏流水が出て、栗ノ木川によって原料や製品の運搬に便利だったこの地に蔵を構えました。
◆区長が行く!酒蔵見学ツアー!
新潟駅から徒歩約15分で行くことができる蔵では、毎日見学ツアーを開催しています。「見せる酒蔵」として訪ねる人をオープンに迎え入れてくれます。見学ツアーの詳細は会社ホームページを確認してください。
▽見学ツアーのここが見どころ!
1 酒の搾り!
酒造り真っただ中である今の時季だからこそ見られる特別な光景です。搾った後に残る板状の酒かすを1枚ずつ剥がしていきます。
2 時代を感じる道具がたくさん!
酒造りで使った道具や、今まで同酒蔵で造られた酒の瓶を見て、歴史を感じることができるスポットです。
3 試飲ができる!
見学後は、お待ちかねの試飲タイムです。アルコールを含まない甘酒もあるため、子どもでも飲むことができます。見学する時間がない場合も、試飲と売店での買い物を楽しむことができます。
◆直売店店長 横山さんにインタビュー
これからの今代司酒造
▽日本酒を広めていきたい
横山さんは「日本酒ファンを増やしていきたいです。どんなかたちでも日本酒に触れてほしいと思っていて、私たちはそのきっかけになりたいと思っています」と話します。また「地域に根差したことをやり、地元を盛り上げたいです。蔵まつりの復活を考えています」と語ってくれました。
▽海外からの関心が高まる中で
「平日には英語の見学ツアーを開催しています。夏は長岡花火、冬は湯沢にスキーに来た海外からの観光客がここに寄ることが多いです」と横山さんは教えてくれます。「ユネスコ無形文化遺産の登録は昨年12月でしたのでまだ実感はありませんが、日本酒ブームの中でも印象に残る酒蔵になりたいと思っています。登録によってどのような影響が出るか楽しみです」とこれからの期待を話してくれました。
日本酒「錦鯉」は10周年!
海外の観光客からも大人気のデザイン!
「酒どころ新潟の魅力がギュッと詰まった今代司酒造さん。
日本酒のほかにも甘酒やスイーツなどもあり、お酒が飲めない人でも楽しめますよ!」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>