にいがた南区創生会議が区の農産物を守ります!
◆ル レクチエと褐色斑点病(かっしょくはんてんびょう)
褐色斑点病とは、糸状菌(しじょうきん)(カビ)を病原とし、葉や枝・果実で発病する病気です。発症すると、葉に茶色の斑点ができ、被害が進むと株全体が枯れてしまう場合もあります。その昔、フランス生まれの西洋ナシは褐色斑点病が原因でほとんど全滅したと言われています。この病気は区内でも猛威を振るい、大きな被害を受けたことで農家を廃業する人もいたという話を聞きました。現在は対策法もありますが、実際はまだまだ解決には至っておらず、今も病気の被害を受けている農家は少なくありません。
-にいがた南区創生会議 佐藤公一さん
◆南区の農業を豊かにする
にいがた南区創生会議が目指す「未病対策」では、人間の目で病気の発症を発見するよりもっと早い段階で見つけ、被害が少ないうちに対策することを目的としています。最新のカメラで植物が出しているシグナル(合図)を感知し、病気に感染しているかを検査します。このカメラと検査キットを開発するプロジェクトに、創生会議は農地の提供や補助的な手伝いをしています。今後もこの活動を続け、最終的にはル レクチエだけでなく果樹全体の未病対策を行い、区全体の農業を豊かにすることを目指します。
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