地域通信員“発”南区トレジャーハンティング

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南区トレジャーハンティングは、住民の皆さんが南区役所だよりの記者となって地域の自慢のお宝を紹介するコーナーです。

◆[月潟]国指定天然記念物　梨の木の原木「類産ナシ」
中ノ口川に架かる月潟橋の西詰め、大別當地内に国指定の天然記念物「類産ナシ」があります。樹齢200年以上といわれ、根元周囲長は2.4m、樹高1.8m、地上約1mのところから6本の大枝に分かれています。開花期は4月末。果実は卵型で翌年の6月ころまで貯蔵に耐えます。
この地域のナシ栽培の歴史は、文化年間に大別當の深澤剛蔵(ごうぞう)氏が上総国(かずさのくに)(現在の千葉県中央部)より苗を求めて植えたのが始まりとされています。しかし、文政の越後大地震、天保の大飢饉(ききん)などもあり、庶民の生活は貧しく、ナシの需要は伸び悩み、ナシの栽培は容易には普及しなかったようです。その後、利益の上がる養蚕が始まり、ナシ栽培は一時低迷しましたが、一部の熱心な農家が先進地千葉方面の栽培技術を視察・研究し、明治10年ごろから本格的に発展することになりました。大正期には栽培面積も60町歩(東京ドーム13個ほど)まで広がり、昭和16年11月13日に国指定天然記念物となりました。
現在、このナシの実を使って「梨ようかん」が製造されています。

-月潟地区地域通信員　棚橋　敏男さん

◆[大郷]地域の宝「ル　レクチエ」の出荷が始まりました
南区を代表する農産物、甘くとろけるような食感のル　レクチエが11月22日解禁日(プリムール)を迎えました。
今年の果物全般に言えることですが、夏の高温と乾燥(少雨)の影響を受け、小ぶりですが「ひっで甘い」実ができあがりました。店頭では、規格・値段もさまざまなものが用意されています。家族で食べる家庭用から、お世話になったあの人への贈り物にぜひ利用してください。
南区でも大郷地区は、梨産地です!おいしいル　レクチエをぜひ食べてください。

-大郷地区地域通信員　小柳　雅弘さん