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地域通信員“発”南区トレジャーハンティング

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新潟県新潟市南区

南区トレジャーハンティングは、住民の皆さんが南区役所だよりの記者となって地域の自慢のお宝を紹介するコーナーです。

『桃の香匂う「ちょんまん神社」』

戸頭神社の東側に広がる桃畑の一角に小さな祠(ほこら)があります。この祠の名前が「ちょんまん神社」です。白根の花柳界が華やかであった時代には、大勢の芸者さんがきれいな着物で次々にお参りに訪れ、咲き匂う桃の花と行き交う芸者さんの姿が合わさり、なお一層美しかったそうです。芸者見習いの半玉(はんぎょく)さんは、卵をお供えものとしてお参りすることが恒例でした。
かつてこの場所は、幕末までのおよそ200年間にわたり中之口組の大庄屋を勤めた長井家の広大な敷地の一角でした。その昔、長井三左(さんざ)が旅に出たところ病気(性病)を患い帰って来ました。療養中に屋敷内の池から男女のシンボルに似た二つの石を見つけ、これを御神体として祠に納め、病気平癒(へいゆ)を祈願しました。すると、たちまち病気が治ったと伝えられています。
この屋敷周辺には大庄屋の権威を示す逸話や地名がいくつか語り継がれています。『神輿(みこし)通り』もその一つです。

場所:戸頭366

小林地区地域通信員
山崎 新一さん

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