『杉崎(移住者)が見た白根大凧合戦の景色』
楽しみにしていた白根大凧合戦は、子ども大凧合戦を含め最終日まで毎日観戦しました。凧に魅了され、時が過ぎるのも忘れて観戦し、あっという間の5日間でした。
今年は北風(しもかぜ)に恵まれず、合戦は初日の2戦のみ。1戦は引き分けのため、もう1戦で勝利した桜蝶組が優勝しました。1勝で優勝が決まるのは珍しく、半世紀ぶりの出来事だそうです。桜蝶組の合戦を目の前で観戦しましたが、太い麻の綱が切れるまでお互いに引き合う姿は、まさに合戦でした。閉戦式後、優勝した桜蝶組に他の組が拍手を送る姿に、激しい戦いの中にお互いをたたえ合う、凧でつながる強い絆を感じました。各凧組の人たちがいるからこそ、合戦に懸ける熱い思いや伝統が次の世代に受け継がれていくのだと思いました。
白根大凧合戦が300年以上続く秘訣や魅力を来年も探したいと思います。
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