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華(花)があるまち南区

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新潟県新潟市南区

畑で栽培されている農作物であれば、車で走っていると「おっ!○○畑だ」と分かり、区内で生産されていることやその時季の旬を一目で知ることができます。しかし、花はその多くがビニールハウス内で育てられているため、私たちの目に入る機会が少ないことから「切り花・鉢植えの名産地なの?」と驚く人も多いはず。
南区は、切り花・鉢植えの隠れた名産地!区内産の花を飾って、日常に華を添えませんか?

◆切り花の主な栽培品種は、チューリップとユリ!特にチューリップは県内トップクラスの生産量を誇ります。
その他にはアイリス、カラー、トルコキキョウなどを栽培している農家さんもいるんだって。ビックリでしょ⁉

-切り花は、花瓶などに生けるだけで、その場をパッと明るくしてくれ、手軽に楽しめます♪

◆切り花
内山農園(菱潟)に行ってきました♪

内山さん親子
父 崇(たかし)さん
息子 太晴(たいせい)さん

主にチューリップとユリの切り花栽培、その他米作りもしている内山さん親子。ユリは10種類、チューリップは20種類ほど栽培しています。

▽内山 太晴さん
大学卒業後、昨年4月から親元就農を開始しました。幼いころ、あまり手伝いをすることはなかったのですが、年齢を重ね高校生になるとするようになり、大学時代は繁忙期には帰省し、手伝いをしていました。手伝ううちに両親たちの作業をする姿に苦労を感じ「大変そうだな。力になりたいな」と思うようになり、継ぐことを決心しました。父から「継いでほしい」とは、言われたことはありません。自分自身で決めました。
始めたばかりなので、まだまだ勉強中ですが、この仕事は嫌いじゃないです!

「体力には自信があります」と、笑顔がステキな太晴さん。ご両親と力を合わせ、頑張ってください!!期待しています。

▽内山 崇さん
父が球根栽培を開始し、その後切り花栽培に切り替え、現在に至ります。品種を変えながら、切り花は1年を通して栽培していますが、花の収穫と米の収穫が重なる時季は、とても忙しく大変です。
そんな中、店頭で「内山農園」という生産者名を見て、わざわざ訪ねてくださるお客様もいます。とてもうれしいですね。花を作っていて「良かった」と思う瞬間です。

「息子さんが継いでくれる」と知った時は、うれしかったですか?の質問に「ハハハハ」と照れくさそうに笑顔を見せた崇さん。
ハウス内のユリは出荷間近。ほんのりと色づきはじめたつぼみが内山さん一家の愛情でふっくらとしていました。

◆鉢植えは隣の秋葉区と共にアザレア、ボケの栽培が盛んです!
その他にはエリカも多く栽培され、珍しいところではユーカリやレモンなどのかんきつ類を栽培している農家さんもいるんだよ!

-鉢植えは、何と言っても育てる楽しみがあり、長く鑑賞できます

◆鉢植え
▽松春(まつはる)園芸(戸石)に行ってきました♪
注文相手の要望に合わせて花の咲き具合などを調整し、出荷します。
取材した日は、出荷前日。2000鉢のアザレアが出荷を待っていました。
・人気は赤やピンクの色味のあるものですって♪
・[ポイント]鉢を持ち上げてみて軽くなったら、受け皿に水が溜まるくらいたっぷりと水をあげてください。
松春園芸さんでは、14種類ほどを生産しています。

▽水澤園芸(下八枚)に行ってきました♪
シャクナゲをはじめ、レモンなどのかんきつ類を栽培しています。レモンの苗木はハウス1棟で4000鉢。それが5棟半、約22000鉢を栽培しています。
コロナ禍からステイホーム時間が長くなり「実のなる」レモンの鉢植えは、観賞用としても黄色い実がかわいいことからとても人気が出たそうです。
・5種類のレモンを栽培してるんだって♪

○冬は雪が降る新潟でレモンが育つなんて、ビックリ!
このレモンの名前は「サイパンレモン」で、特徴はこの形!
皆さんが想像するレモンは、楕円形ですよね。しかし、このサイパンレモンはミカンやオレンジのように丸い形が特徴的です。
・家庭でも日当たりの良い室内で、上手に育てると実がなるんだって♪

◆み〜つけた♪この実は何の実でしょう?
オレンジ色で丸いってことは。。。ミカン?キンカン?かな

正解はすだち!!
私たちがよく目にするのは、料理に添えられている半分に切られた緑色の小さな実ですよね。実をそのままにしておくと、こんな風にオレンジ色になってしまいます。やっぱりかんきつ系の仲間たちの実は、オレンジ色になるんですね~!

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