令和5年度江南区男女共同参画地域推進員企画事業
子どもの価値観の形成に大きく影響する「親子間のアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」。男女共同参画の視点を踏まえ、子どもが自分らしく生きられるように親ができるサポートについて考える座談会を実施しました。
◆男女共同参画とは?
『男女』男性も女性も
『共同』いっしょに
『参画』参加(単に加わるだけ)ではなく、一緒に考えて変えていこう
市では、男女が互いにその人権を尊重し、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮できる社会を目指し、各区に男女共同参画地域推進員を設置し、区民の意識啓発、理解促進のための取り組みを行っています。
◆新潟市の現状は?
「社会通念・慣習・しきたりが男女で平等だ」と感じている人の割合
9.3%
目標値は15%以上
※第3次新潟市男女共同参画行動計画より
・親の「当たり前」が、子どもの選択を妨げていないかな
・学校や子育ての場面でも、社会通念・慣習・しきたりがあるよね
(例)制服の形、ランドセルの色、進路選択
→子世代と親世代がそれぞれもつ「価値観」を共有して、子どもが自分らしく生きられるためのサポートについて考えることが大切
◆子世代の特徴とは?
現在中学生から大学生までの子世代は「Z世代」と呼ばれ、親世代とは情報の取り入れ方などが大きく異なっています。
Z世代はインターネットの膨大な情報網から情報を選んで受け取っており、ジェンダーレス、多様性が当たり前になってきています。
◆講師紹介
指田 祐美さん(NPO扉代表)
内閣府をはじめ、行政施設やNPO団体などで、ジェンダーによる差別や偏見によって引き起こされる問題を伝えています。
◆当日の様子
親世代として男女共同参画地域推進員2名、子世代として大学生2名が、服装や進路などのテーマについて、各世代の“当たり前”を共有しました。
▽服装について
・山田くんは今日メイクをしているよね。ご家族から理解してもらえた?
・「ジェネレーションギャップかな?」という感じで受け入れてくれました。私の周りにも、普段からメイクしている男子が増えていますよ。
・僕たちの時は、制服の基本は男子がパンツ、女子がスカートだったね。
・私が通っていた高校では、女子もパンツスタイルを選べるようになりました。
・ランドセルの色も、最近カラフルになってきているよね。二人は何色だった?
▽進路について
・二人は福祉職を目指していると聞いたけれど、親からの反応はどうだった?
・家族が福祉関係ということもあり、賛成してくれて嬉しかったです。
職業の男女比やイメージに関係なく、子どもの選択を応援できたらいいですね!
身につけるものなどに関して、選択肢が増えてきているように思えますね。
親子の考えがぶつかりあってしまっても大丈夫。
子どもの選択をまずは尊重し、お互いの感じ方を伝え合うことが大切です。
問い合わせ:地域総務課
【電話】025-382-4619
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