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かめだ梅まつり 梅の花スポット紹介

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新潟県新潟市江南区

亀田地区は「藤五郎梅」および「越の梅」の発祥地です。
実の収穫を目的とする江南区の梅は、鑑賞用の花梅と違い、薄紅色の花を咲かせます。
開花時期は3月中旬から下旬ころです。「梅の花咲くおすすめ散策スポット」を巡ってみませんか。

梅の開花予測:3月11日頃

◆藤五郎梅の歴史
江戸時代の終わり頃、旧亀田町荻曽根の青果問屋、宇野藤五郎が鑑賞用に植えていた梅の実を市に出したところ「果汁が多く、肉厚で大玉だ」と好評を博し、藤五郎梅と呼ばれるようになったと言われています。
また、現在の「藤五郎梅」は明治の終わり頃に、宇野節次郎(屋号 藤五郎)が水戸から優良苗木を持ち帰り、選抜した品種とされ、この梅を新潟市内で売り歩くうちに、品質が特に優れていたため、当時の県令がこの梅を「藤五郎梅」と命名したとされています。
昭和30年に果実酒が自由化され、梅がブームとなり県内各地で栽培されるようになりました。亀田では藤五郎梅を梅干、梅酒、梅肉エキス、梅シロップ、梅ゼリー、梅酢などに加工して利用しています。

◆散策される方へのお願い
ご覧いただく梅の木は、近隣の梅農家の畑です。
畑内への立ち入りはご遠慮ください。
また、路上駐車や私有地への立ち入りもご遠慮ください。

◆藤五郎梅の特徴
▽その1 大粒で肉厚、豊富な果汁
藤五郎梅の実の平均的な直径は4~5cmと標準的な梅より大粒です。果肉には繊維が少なく、果汁が多いのが特徴です。また、皮が薄く皮が破れやすいため、藤五郎梅は一般的に青梅の状態で出荷販売されます。

▽その2 自家受粉により収穫量が安定
梅は通常、毎年の収穫量が変動しやすいという特徴がありますが、その原因は結実性の低さにあると言われています。しかしながら、藤五郎梅は自家受粉が可能な自家結実性品種であり、比較的収穫量の年次変動が少ないと言われています。

▽その3 キレのある爽やかな酸味
藤五郎梅はずば抜けたすっぱさが特徴で、加工しても酸味が消えにくいと言われています。その酸味のもとになるのは、藤五郎梅に含まれる有機酸です。特に、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸が豊富に含まれています。

問い合わせ:産業振興課 農政グループ
【電話】025-382-4816

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