地域の安心・安全を支えている消防団。その地域に住んでおり、災害発生時に即時に対応できることから、重要な役割を果たしています。
1月12日の消防団出初式では、一年間の無火災と無病息災を祈り、分列行進や一斉放水を行いました。
◆地域の防災リーダー
消防団は、市町村の非常勤の消防機関です。団員は、普段ほかの仕事をしながら、地域の防災リーダーとして、災害時、平常時を問わず、住民の安心・安全を支える重要な役割を担っています。
・放水訓練
・救命講習会
・防火啓発活動
◆災害時の活動
▽消火活動
火災発生時に、自宅や職場から現場に駆け付けます。放水活動や飛び火の警戒など、その場に応じた活動を行います。
▽捜索・救助活動
地域をよく知っている立場から、他機関と連携をとって、捜索・救助活動、避難誘導を行います。
▽水防活動
台風などの風水害の際は、河川の水位の警戒や土のう積み、排水・浸水防止などに迅速に対応します。
◆平常時の活動
▽消火・防災訓練
火災現場での活動を想定し、放水訓練などを行っています。
▽防火広報
各消防団が担当する地域で、車両を使った防火広報を行っています。
▽救命講習会、防火啓発活動
救急車が到着するまでの応急手当方法や、AEDの使い方などを住民に教えます。江南区では、毎年全ての中学校でジュニアレスキュー隊育成講習会を開催し、有事に活躍する若者の育成に取り組んでいます。
◆消防団員の方からお話を聞きました
新潟市消防団 江南方面隊 両川分団 分団長 小野 直樹さん
○活動の魅力はどんなところですか?
消防団の強みは、地域住民で構成されており、災害に即時に対応できることです。周りの団員や消防署と連携しながら消火活動、人命救助などにあたり、地域の方からの期待に応えられたときには、心から嬉しく思いますし、自分たちが地域の安全を守っているという責任感・やりがいにも繋がっています。
また、危険な状況に対して、一致団結して対応する団員同士の結束力はとても強いです。同じ地域で暮らす、幅広い年代の方々と交流できることも、大きな魅力です。
○分団長として心掛けていることは?
団員を、安全に、けがなく家族の元へ帰すことを大切にしています。災害の様々なケースに冷静に対応できるよう、平時の訓練はもちろん、講習を受けたり、勉強会を開いています。
○市民の方々へメッセージ
とにかく「火の用心」。住宅火災のほかにも、野焼きや河原での花火など、「ちょっとしたことならいいだろう」「誰も見ていないからいいだろう」という気の緩みが出火の原因となります。ミスや不注意、うっかり、ということがないよう、注意してください。
◆入団お待ちしています!
同じ地域の人たちとの仲間作りにも繋がる消防団活動。
女性の団員は「ひまわり隊」といい、特に予防や救命、広報活動に大きく貢献していただいています。現在、江南方面隊は全体で688人、そのうちひまわり隊は16人です(令和6年11月時点)。
ぜひ、私たちと一緒に、わがまちを守る地域の防災リーダーの仲間入りをしませんか?
問い合わせ:江南消防署 消防課 消防団係
(【電話】025-381-2327)
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