認知機能が低下すると、今まで記憶できていたものが覚えられなくなったり、思うようにできないことが増えたり、身近な家族の不安が大きくなります。しかし、一番不安感が大きいのは本人です。本人が受け止められない状況を身近な支援者が理解しようとする姿勢が大切です。
新津図書館司書が選んだ認知症に関する図書を紹介します。日常で認知症について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
『認知症世界の歩き方』
筧 裕介/著 ライツ社 2021年刊行
認知能力が低下した人には周囲がどのように見えて、何に困っているのか。認知症ではない人にとっては想像がつかない世界ですよね。この本は旅のガイドブックのような形式で、認知症の人たちの体験談を読み進めながら、認知症の人に共感するヒントを得ることができます。
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