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赤ちゃんと防災 愛するわが子を守るための備え

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新潟県新潟市西区

赤ちゃんが生まれてから防災グッズや避難方法を見直したことがありますか?赤ちゃんと大人では避難した際の生活が異なります。防災対策も赤ちゃんに合わせた準備が必要です。今号では、災害時でも赤ちゃんの安全が守られる備えを紹介します。
監修:日本防災士会・新潟県支部

◆備える3STEP
◇STEP1 生活圏のリスクを知る
まずは、生活圏にどんな災害の恐れがあるか知ることが大切です。中学校区ごとの危険箇所や避難所、災害の知識が1冊にまとまっている「市総合ハザードマップ」のほか、災害別の「洪水ハザードマップ」、「土砂災害ハザードマップ」などで生活圏のリスクを確認しましょう。
各ハザードマップは、西区役所または西区の出張所、連絡所で入手できるほか、市ホームページ(本紙の二次元コード)から確認できます。

◇STEP2 成長に合わせて話し合い
赤ちゃんの成長に合わせ、必要な準備も変わってきます。半年に1回は家族で話し合いましょう。話し合いでは「日中、災害が起こった際、保育者がすぐに帰ってこれない」「赤ちゃんにアレルギーがある」など、様々な状況の対策を考えましょう。

◇STEP3 防災グッズを更新する
避難時の持ち出し品は、おむつやベビーフードなど赤ちゃんの成長に合わせてサイズや内容を見直すことが必要です。準備したら安心ではなく、その状態を更新していくことが大切です。

◆災害発生!避難の流れ
◇STEP1 情報はこちらから入手
・にいがた防災メール
・市LINE公式アカウント
・新潟県防災ナビ
※二次元コードは本紙をご参照ください。

◇STEP2 水害時に避難するタイミングを確認

※赤ちゃんがいる家庭では、警戒レベル3で危険な場所から避難しましょう。

◇STEP3 避難所への移動
避難の際は、両手が自由に使えることが重要です。自宅ではすぐ手が届く所に着脱しやすい抱っこ紐を用意しておきましょう。

◆赤ちゃんのための防災グッズ
防災グッズは、「取り出しやすい」、「持ち運べる」ことが大切です。リストを確認しながら、ローリングストックも活用して準備しましょう。

◇ローリングストックが有効です
ミルク、ベビーフード、水などの食品は、「備える」→「食べる」→「買い足す」を繰り返しましょう。これにより、備蓄品の賞味期限切れを防ぎ、食べ慣れた物が非常食になります。

◆管理栄養士で防災士の瀧澤さんに聞きました
○防災について何から始めればいいか教えてください
まずは、家族で話し合いましょう。簡単なことからで大丈夫です。例えば、災害時の連絡方法や避難場所を決めておく、ハザードマップを見る。これだけでも家族の防災意識が高まります。

○赤ちゃんがいる家庭で防災について気を付けることを教えてください
母親の健康が一番大切です。いざという時に元気がないと、行動できません。日ごろから母子ともに栄養管理に気を付けて健康でいてください。

○赤ちゃんの防災グッズを準備するときの注意点を教えてください
赤ちゃんの防災グッズは、「あれば便利」といった物がたくさんあり、あれもこれもと準備しだすと、すごい量になってしまいます。使い回せる物、例えば大きめのバスタオルがあれば、授乳ケープや抱っこ紐として代用でき、なくても何とかなる物もたくさんあります。避難所に持っていく荷物をできる限りスリムにしましょう。

○赤ちゃんがいる家庭にアドバイスをお願いします
災害が発生した直後に冷静に判断し、行動できる人はほとんどいません。たいていの人は慌てます。でも、慌てた時に防災の備えがあれば、それが安心感となり冷静な行動につながります。いつ何が起きても大丈夫という完全な備えは難しいかもしれませんが、今できることを少しずつ始めてください。まさに「備えあれば憂いなし」です。

問い合わせ:西区総務課安心安全担当
【電話】025-264-7120

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