2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人は発症すると言われている認知症。認知症は誰もが関わる身近なものです。認知症になっても安心して暮らせるまちを目指すため、区の職員が地域と連携し、はいかい模擬訓練を行いました。
◆声のかけ方を見直すきっかけに
西区で初めて行われた訓練は、有明福祉タウン内で行われ、青山小学校区の自治会や青山地区民生委員、施設職員、新潟青陵大学の実習生が参加し、さまざまな個性を持つはいかい者に声をかけ、警察などに連絡するまでを訓練しました。
訓練に参加した人は、「今回の訓練で声をかける勇気が持てた。今後、はいかい者を見かけたら声をかけてみようと思った」「はいかい者それぞれに個性があり、安全な所へ誘導し、警察への連絡に話をつなげるのが難しかった」と話していました。
◆はいかい模擬訓練とは
認知症の研究が進み、加齢などにより誰もが認知症になり得ると言われています。また、はいかい行動は理由もなく歩き回るのではなく、当事者なりの理由があることが分かってきました。今回の模擬訓練は自分が住む地域で、はいかい行動を目にしたとき、どのように接したらよいかを学ぶものです。
■行こう!!認知症の検査・予防セミナー
◇認知症の検査
簡易的な認知機能検査(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)を行い、「認知症」「軽度認知障害(MCI)」「正常」のいずれかの測定を行います。
期間:2月29日(木)までの月曜~金曜午後1時30分~2時30分(1人15分程度)
会場:新潟医療センター(小針3)
対象:西区在住の3月31日までに65歳以上になる人で、医療機関で認知症の診断を受けたことがない人各日先着5人
◇認知症予防セミナー
認知症予防や生活様式の提案など、1回につき5つのテーマのセミナーを連続して開催します。どなたでも参加できます。
期間:2月2日(金)午後3時45分~5時
会場:小針青山公民館
対象:どなたでも先着80人
申し込み:新潟医療センター予約専用番号【電話】025-232-0126
受付時間…午後3時~4時(土日祝日除く)
問い合わせ:西区健康福祉課健康増進係
【電話】025-264-7433
<この記事についてアンケートにご協力ください。>