西区に大きな被害をもたらした元日の能登半島地震発生から9か月が過ぎました。大切な学びの場であり、地域のシンボルでもある坂井輪中学校の復興や道路の復旧、今後の液状化対策や生活に関わる支援など現在決まっている復興計画を紹介します。
■坂井輪中学校の復興
坂井輪中学校は震災の影響により一部校舎が利用できなくなりましたが、現在は北校舎、管理棟、補装や受水槽等の応急修繕が完了し、学校活動を再開しています。今後は、今年度中に仮設校舎を建設し、来年度から全学年がそろって坂井輪中学校で学校活動を再開できるよう復興を進めていきます。
■災害復旧のスケジュール
新しく校舎を改築する位置は、被害の大きかった南面擁壁や南校舎周辺を避け、液状化しにくいグラウンドを予定しています。
一日でも早い再建を基本としながら、本復旧に向けては、防災機能の充実を土台としつつ、多世代の直接的なふれあいの場を創出するなど、公民館や図書館、地域コミュニティと連携し「地域とともにある学校」環境を備えた坂井輪中学校の再建を目指します。
■壊れた道路・下水道を復旧します
被災直後から応急修繕に努めてきましたが、現在は国による災害査定を受けた道路・下水道の復旧工事に向けて測量・設計を進めています。6月29日から右図の赤色の道路について、現地で1軒ずつ立ち会いし、復旧後の道路高さをお示ししています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
▽黒埼地区
90%以上の道路の立ち会いが終了しました。
立ち会いをしていない道路につきましても、10月中に日程をご案内できる予定です。
▽坂井輪地区
80%以上の道路の立ち会いが終了しました。
立ち会いをしていない道路につきましても、11月中に日程をご案内できる予定です。
地図は国による災害査定を受けた道路・下水道です。
記載路線以外も被災した道路・下水道は機能に支障がないよう全て復旧します。
当地図は、西区建設課窓口にて確認できます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問い合わせ:
道路 西区建設課(【電話】025-211-4394)
下水道 下水道計画課(【電話】025-226-2982)
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