あなたの町を守る消防団員 暮らす町が守る町になりました

1／21

地域の防災・消防の要として活躍する消防団。今号は、消防団で活躍する2人に入団のきっかけや魅力などを聞きました。消防団に興味がある人は、ぜひ、一緒に活動しませんか。

・新潟市消防団西方面隊黒埼分団第14班　新人消防団員　高橋　秀典さん
・新潟市消防団西方面隊ひまわり隊　女性消防団員　横山　百花さん
●消防団に入ったきっかけを教えてください
高橋：分団長から「やってみない?」と誘われ、二つ返事で入団を決めました。少し不安もありましたが、後輩も一緒に入団してくれて、よりやる気がでました。生まれてから27年育ったまちに少しでも役立ちたいと思い、昨年(令和5年)4月に入団しました。

横山：10年前に、ひまわり隊で活躍されている人に「一緒にやらない?」とお誘いをいただきました。当時は、子どもがまだ幼く、不安もありましたが、子育て以外に、地域とつながれるきっかけが欲しかったので入団しました。

●消防団ではどのような活動をしていますか
高橋：まだ出動したことがありませんが、研修や訓練、車両の維持管理、防火広報などを行っています。

横山：公民館や児童館などで水消火器を使った初期消火訓練や心臓マッサージ、AEDの使い方などを伝える応急手当指導、紙芝居を使った幼児防火教育などを行っています。

●仕事や家庭と消防団活動を両立できますか
高橋：研修、訓練は土日の開催が多い中、仕事が土日休みなので両立できています。車両の維持管理や防火広報も土日や仕事終わりに行っているので支障はありません。活動のため、仕事を早めに抜ける時も上司に相談すると、「地域貢献だからがんばってこい」と快く了承してくれました。
また、全ての活動に全員が参加する必要はなく、参加ができない場合は、団員で相談して参加する人を決めています。皆さんとても優しく協力的です。

横山：家族は、「大変だけどがんばってね」といつも応援してくれ、理解があるので、両立は難しくありません。

●やりがいや魅力を教えてください
高橋：入団してさまざまな人とのつながりができ、地域に貢献できていると感じた時にやりがいを感じます。活動していると「今まで自分が知らない所で、まちを守るためにたくさんの人が、日頃から準備してくれていたんだ」という感謝の気持ちと「これからがんばるぞ」という意気込みが込み上げてきました。
また、主に集団活動なので自然と絆が深まり、同じ地域の皆さんと関係が築けます。先輩団員の皆さんは、仕事やプライベートの相談にも乗ってくれるお兄ちゃんのような存在です。

横山：いざという時に、命を守ることにつながること、仕事にも役立つこと、素敵な女性たちと交流できることなど、たくさんの魅力ややりがいがあります。

●入団を考えている人にメッセージをお願いします
高橋：地域に貢献できていると感じられ、入団して良かったと素直に思っています。皆さんも消防団に少しでも興味があれば、相談してみてください。

横山：一人一人の小さな力も、みんな合わせれば大きな力になります。間接的ではありますが、自分の大切な人、誰かの大切な人を守ることにつながります。ぜひ、一緒に活動しましよう。

■消防団員募集
新潟市では、消防団員を随時募集しています。普段は仕事などをしながら、災害時は消火・水防活動などを行います。平常時には消火訓練のほか、防火啓発や防災講習会などの活動を行っています。一緒に地域のために活動しませんか。
入団できる人：
・新潟市内に在住し、勤務または通学している人
・18歳以上の人
・健康な人
身分：消防団員はその任務の重要性から、「特別職の地方公務員」となります。
報酬(手当)：
災害出勤…8,000円
その他の出勤…3,500円
年間報酬…36,500円
退職報償金…200,000円～(5年以上勤務の場合)

消防団に入団したい、消防団に興味がある、消防団のことをもっと知りたい人は、問い合わせ先にご連絡ください。
また、消防団に関する詳細は、市ホームページ(本紙の二次元コード)に掲載しています。

問い合わせ：西消防署地域防災課消防団係
【電話】025-262-2119