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内野中学校制服リニューアルに学ぶ男女共同参画社会(2)

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新潟県新潟市西区

■生徒会のみなさんにインタビュー
◆制服リニューアルに取り組んで楽しかったことは?
・生徒提案を作るうえで、どんなものをイメージしてデザインに組み入れるか考えました。校区を流れる3つの川をイメージしたラインが入った模様とか、内野らしさを考えた作業が楽しかったです。

◆男子がスカートをはきたい、女子がスラックスをはきたい。そういうことも考えて制服のデザインを考えたのですか?
・男女の差があまりないものになるといいと思いました。
・私は入学した後にスラックスがあることを知ったのですが、先に知っていればスラックスがはきたかったです。男女ともに選べる制服を作るということは、これからの時代に合わせていくために、大切なことだと思いました。
・スラックスとネクタイで登校したのは、女子では私が学年で初めてだったと思います。最初はドキドキしました。

◆スラックスをはいている女子はどのくらいいますか?
・3年生は卒業まであと少しなのでスラックスを購入している人はあまりいません。1、2年生は3分の1まではいかないと思いますが、スラックス率はけっこう高いです。

◆今はいないようですが、スカートを選ぶ男子についてはどう思いますか?
・いいと思います。男子はスラックス、女子はスカートという概念が無くなってきているので、制服を変えたことで、より着やすくなったと思います。今までは自分が着たくても、周りの目が気になっていたけれど、それが少しずつ無くなってきていて、それは良いことだと思います。

◆みなさんが内面的に変わったところはありますか?
・制服がリニューアルして女子のスラックス姿に見慣れるようになりましたし、もし男子がスカートをはいても違和感なく見ることができるようになったと思います。

◆1、2年生を中心に新しい制服を着ている姿を見た感想は?
・自分たちで考えたデザインや、素材の制服を着ている姿を見ると嬉しさを感じます。
・入学式の風景に感動しました。ネクタイをしている女子が多いなあという印象でしたが、別の日に同じ生徒がリボンをつけていて、すごく自由な雰囲気でいいなと思いました。

◆みなさん自身は男らしさ・女らしさを意識することはありますか?
・特にはありません。小学校6年生のとき、応援団長をしました。前の年までは男子が多いイメージだったので、立候補した時は場違いな感じがしましたが、応援団長になってからは普通に受け入れてもらえて良かったと思っています。
・私は小さいころからスカートよりズボンが好きでしたが、そのことで何か言われることはなかったし、親もそれを尊重してくれました。

◆私が育った時には男はこう、女はこう、という雰囲気がありました。今の中学生がうらやましいですね。

◆皆さんの家では、家事の分担はどうですか?
・私の家は共働きなのですが、家事や育児は母が中心ですね。父も休みの日などはやっていますが、自分から積極的にすることはないです。

◆その姿を見てどう思いますか?
・平等に両方が積極的に家事や育児をしていくのが当たり前になればいいなぁと思います。

◆性別と職業についてはどう思いますか?
・私の将来の夢は研究者です。研究者は女性が少ないイメージでしたが、親は「本当にやりたいなら頑張って」と認めてくれています。
・外国と関わる仕事もいいなと思っています。海外赴任とか外交官とかは男性が多いイメージですが、女性でもそういう人が増えたらいいと思うし、性別に関係なく自分のやりたい仕事を目指すことが当たり前な社会になってほしいと思います。

◆みなさんの将来の理想の姿を教えてください。
・そつなく仕事をこなせる女性に憧れます。バシッとスーツで決める雰囲気の。
・目標をもってバリバリに働きたいです。男性を超えていけるくらいの働く女性になりたいです。
・見た目ではなく、内面や性格がかっこいい人。人のことを気にかけることができて、自分も大切にできて、他の人も守れる人に憧れます。

◆佐藤 靖子(さとうやすこ)校長先生から
制服リニューアルプロジェクトチームの経験を通して、学校全体を変えることはこんなに素晴らしいんだ、世の中は自分たちで変えられるんだ、と実感してくれたと思います。生徒達には「世の中を変えるために勉強しているんだよ」と言っていますが、本当に一大プロジェクトをやってのけてくれ、新たな歴史を創った生徒達を誇りに思います。

問い合わせ:西区地域課 広報・広聴担当
(【電話】025-264-7180)

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