西蒲区を「にしかんグー」に

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西蒲区長　堀　峰一

新年あけましておめでとうございます。
令和7(2025)年の幕開け、区民の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
昨年1月1日の能登半島地震発生から一年が経過しました。復旧に向けた動きが進んでいますが、被災された皆さまが一日も早く日常を取り戻せるよう、引き続き全市を挙げて尽力してまいります。
さて、私はこれからの西蒲区に大切な視点の一つが「若者や子どもたちが地域に愛着と誇りを持つこと」だと考えます。まちの元気や活力、人口減少社会への対応などを踏まえると、若者たちのまちづくりに対する情熱やアイデア、行動力は将来にわたり区のかけがえのない財産です。そして「地域愛」は、地元定着やUターン移住のモチベーション(動機づけ)につながっていきます。
昨年9月、岩室温泉の新しいロゴデザインが完成しました。制作にあたって、観光協会がデザイン会社の協力を得ながら、岩室中学校の生徒や地域住民と丁寧にワークショップを重ねました。「まちに賑わいを」「自然を残してほしい」といった思いが数多く寄せられたと伺いましたが、住んでいる地域の未来について、子どもたちが考えを巡らせる機会になったことは間違いなく、こうした取り組みは区内全域に広がってほしいと願っています。
区としても、小中学校におけるキャリア教育の充実、地域の意欲ある人たちの交流の場「にしかん未来BASE」の開催など、若者たちが区の魅力を改めて認識し、地域をもっと好きになるよう引き続き取り組んでいく所存です。
米、酒、大自然、温泉、歴史文化…「にいがたらしさ」がすべてそろった“新潟市の顔”=西蒲区。今年は、区役所新庁舎やJR巻駅の整備事業がさらに本格化します。区民の皆さまからも、新たな活動や構想をお聞きする機会が多くなりました。西蒲区は今、確実に動き出し、変わり始めています。
今年の干支は巳(み)。本物のヘビは正直苦手ではありますが、区長として、やる気と元気はいつでもヘビー級です。今年も、皆さまと一緒に、笑顔あふれる西蒲区づくりに努めてまいります。明るく楽しく「にしかんグー」な一年になりますようお祈り申し上げます。