■学校が元気に!地域が元気に!そしてこどもが元気に!
新潟市では、学校が地域に開かれ地域と共に歩むことができるように、地域のネットワークづくりや協働事業などを推進し、「学・社・民の融合」による学校教育を進めています。全ての学校に「地域教育コーディネーター」を配置して、地域と連携・協働したさまざまな活動を行い、事業の目指す姿「学校が元気に、地域が元気に、こどもが元気に」の実現に向け取り組んでいます。
今号と次号では、西蒲区にある小中学校および西特別支援学校の令和6年度パートナーシップ事業の活動を紹介します。
◆岩室小学校
5年生の総合的な学習の時間に、ハザ木で有名な夏井地域で、昔ながらの伝統的な農法でハザ架け米を作っています。このハザ架け米と全校で栽培したサツマイモを使ったお弁当を開発し、学習参観日や観光施設「いわむろや」で販売しました。
◆和納小学校
岩室駅に毎年飾られるイルミネーション。3年生が作成に参画し、「せかいにとどけ!!ありがとうのきもち」の言葉を考え、岩室地区コミュニティ協議会の皆さんと一緒に電飾を付けました。2月末まで岩室駅東側を明るく、温かく照らしてくれます。
◆曽根小学校
3・4年生は、地域の伝統行事「西川まつり」を2年にわたり学習します。4年生は、まつり実行委員会から祭りの魅力や課題を学び、“見物客を増やしたい!”とポスターで広く宣伝しました。祭りに参加した児童も増え、盛り上がりました。
◆鎧郷小学校
11月2日に、創立90周年記念式典・学習発表会を西川多目的ホールで行いました。地域・家庭・学校で鎧郷小の90歳をお祝いしました。2年前からご指導いただいている鼓調様、越後傘ぼこ盆唄保存会様による演奏と踊りで、みな笑顔で盛り上がりました。
◆升潟小学校
3・4年生合同で、地域の特産品である「越の雫」(いちじく)の収穫体験をしました。春に、収穫しやすくするための枝の誘引のお手伝いもしました。きれいに熟した実を収穫しながら、農業の楽しさと収穫の喜びを実感してきました。
◆潟東小学校
毎年11月~12月に、2年生の九九ボランティアの皆さんが、九九を聞きに来てくださいます。1週間、毎日昼休みの10分間という短い時間ですが、こどもたちの頑張る姿を楽しみに、大勢の人が足を運んでくださいます。
◆中之口東小学校
3年生が地域の桃農家で花粉付けや摘果、収穫、出荷まで見学・体験することで、栽培に関わる知識を深めました。また、農家の人から直接お話を聞くことで、栽培の工夫や努力、苦労や喜びを学ぶことができました。
◆中之口西小学校
「学びの拠点づくり」活動として、「大人の折り紙教室」を行いました。本校の大岩図書館司書を講師として、17人の保護者・地域の人が参加し、小箱や干支の巳を作りました。おしゃべりしながら楽しい会となりました。
◆岩室中学校
新型コロナウイルス感染症が5類に移行して状況が落ち着いたので、「学ぶ・遊ぶプロジェクト」を再開しました。「岩中よろってクラブ」の皆さんと折り紙を行いました。自主的に集まった生徒たちが、地域の人と一緒に熱心に取り組んでいました。
◆西川中学校
総合学習(地域学習)で、1年生が学校近くの工事現場で生コンの製造、GPSを搭載した重機の操作、ドローンによる空撮の様子などを見学しました。建設の現場で新技術が活用されていることに驚き、興味深く話を聞きました。
◆潟東中学校
8月16日の潟東おまつり広場のイベントで、毎年恒例となった、吹奏楽部の演奏を披露しました。「情熱大陸」のテーマ曲をはじめ、アニメの楽曲などを披露して、会場に響き渡った曲は、集まった地域の皆さんを魅了しました。
◆中之口中学校
生き方講演会は、中之口地域に関係する人を講師に招き、職業や仕事に対する考え方、その人の生き方やさまざまな経験から学んだことを全校で聴く企画です。生徒にとって、将来を考える良い機会となっています。
問い合わせ:西蒲区教育支援センター
(【電話】0256-72-8560)
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