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健康啓発シリーズ(43)健康のために肥満の予防や改善を

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新潟県村上市

■肥満とメタボ
メタボリックシンドローム(以下、メタボ)という言葉を耳にしたことがあると思います。肥満の人やお腹周りが大きい人という意味で使われることが多くなっていますが、メタボは単なる肥満ではありません。血圧や血液検査の結果も踏まえ、肥満による生活習慣病のリスクが高い状態をメタボと呼びます。

■市の現状
村上市国民健康保険加入者(40~74歳)の経年の特定健診結果を見ると、メタボ該当者の割合は、国や県と比べて高い状況にあります(図1)。
図1:平成29年~令和3年特定健康診査受診者(40~74歳)のメタボ該当率

■肥満の影響
脂肪(特に内臓脂肪)から出る物質は高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の原因になります(図2)。
血管が傷ついても、血栓ができて血管が半分ふさがっていても、自覚症状はありません。心筋梗塞や脳梗塞など、重症化してようやく自覚症状が現れます。
図2:血管の状態

■肥満の予防・改善のために
▽食事
1日に必要な食事量は一人一人違いますが、健康な体を維持するためには、主食や主菜、副菜がバランスよく揃った食事を食べ、体重をコントロールすることが大切です。
肥満は食事の時間帯やタイミング、食べ方とも関係があります。夜9時以降は身体にエネルギーを蓄えやすくなります。夕食が遅くなる場合は脂質や糖質を抑えて、野菜を多く取るなど食事内容を工夫しましょう。
間食は量を決めて、エネルギー消費が多い日中に食べましょう。また、よく噛んで食べることで脳に満腹のサインが伝わり食べ過ぎを防ぎます。
食事量についてのご相談は、保健医療課または各支所の栄養士までお問い合わせください。

▽運動
消費エネルギーが増えること、筋力をつけて保持することで、肥満や生活習慣病の予防・改善が期待できます。

▽健診
自分の生活習慣が体(特に血管)にどのような影響を与えているか知ることができるのが、特定健診です。市では30代から受けられます。年に1回、健診を受診し生活習慣を振り返ってみましょう。

問い合わせ:保健医療課健康支援室
【電話】53-3364
記事ID:0067960

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