辰 2024年新年のごあいさつ

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皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より市政運営に温かいご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行後、初めてのお正月となり、久しぶりに帰郷されたご家族やご友人と新年をお迎えした方もおられることと思います。昨年は、制限がなくなったことから、村上大祭や瀬波大祭、岩船大祭など多くの催し物が盛大に行われ、8月には豪雨災害からの復興祈願として4年ぶりに「村上市花火大会」を開催し、夜空に輝く美しい花火が清流荒川の穏やかな水面に映る様子を多くの皆さまと共に観覧でき、大変感動しました。
また、ナショナルトレーニングセンターの指定を受けている本市スケートパークには、日本での合宿地として海外チームが多数訪れ、リピーターとして何度もお越し頂いている国もございます。国内の強化指定選手も毎月訪れており、この夏にフランスで開催されるパリ五輪の代表を目指して、技術を磨いております。「スケートボードの聖地」を掲げる村上の地から世界のトップを目指す選手たちの活躍を大いに期待しています。
さて、本市を襲った豪雨災害から1年5カ月が経ちました。昨年3月には「災害復興・防災シンポジウム」を開催し、ご支援を賜りました皆さまに心から感謝の意を表し、感謝状を贈呈しました。本市の復興に向けた強い決意を全国に向けて発信する機会であったと思っております。災害復旧事業が進む中、昨年10月1日をもちまして避難指示を全て解除しました。復旧作業もおおむね75%が完了しましたが、さらに一日も早い復旧復興に向け事業を加速させるとともに、被災された皆さまに寄り添いながら支援を継続してまいります。
他方、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一つとして、3月からEVバス(電気自動車)の運行を開始いたします。持続可能で利用しやすい公共交通として導入するもので、多くの皆さまにご利用いただきたいと思っております。
今年は第3次村上市総合計画において中間年にあたります。災害からの復興はもとより、子育て支援やDXの推進、日沿道の早期供用開始、令和9年の完成を目指しリニューアルする道の駅「朝日」、また、村上駅周辺まちづくり事業など、賑わいづくりをはじめ地域活性化に向けた取組を着実に進めてまいります。
本年が本市において、未来に向けて成長するための重要な年になると考えており、本市のグランドデザインに刻んだ、誰もが未来に明るい希望や誇りをもって暮らせる「あふれる笑顔のまち」を目指して取り組んでまいります。
村上市長　高橋邦芳

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