Q:親知らずは、必ず抜歯しなければいけませんか?
A:親知らずは、必ずしも抜かなければならない歯ではありません。
親知らずとは、奥歯の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。中切歯(最前方の前歯)から数えて8番目にあり、永久歯の中で最後に発育します。永久歯は通常15歳前後で生えそろいますが、親知らずは生える時期がおおむね10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
親知らずは一般的には4本ありますが、もともと親知らずが無い人や、必ずしも4本そろっていない人などもいます。親知らずの生えてくる場所が不足している、あるいは生える方向が通常と異なるために、埋まっていたり傾いたりしてきちんと生えてこないことがしばしば見られます。周囲の歯と同様に生えていれば抜歯しなくてもよく、むし歯になってもむし歯の治療で対応できます。しかし、親知らずが横向きに生えていてむし歯や歯周病の原因となっている場合は、抜歯する方が望ましいでしょう。
これらはあくまでも一般的なお話です。当てはまらないこともあるかもしれません。親知らずについて疑問や問題を感じた方は、まずはかかりつけか最寄りの歯科医院、歯科医師に相談することをお勧めします。
※図など詳細は、本紙またはPDF版18ページをご覧ください。
問合せ:健康推進課
【電話】20-4213【FAX】22-1077
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