■一般会計
市民サービスをはじめとする行政運営の基本的な経費を経理する会計です。
29億2,120万円の黒字です
・31億9,289万円(歳入から歳出を引いた額)-2億7,169万円(令和5(2023)年度への繰越額)
▽歳入
519億4,630万円
決算の概要:昨年度に比べて、歳入は19億2,088万円、歳出は21億360万円減少しました。歳出の減少は、子育て世帯への臨時特別給付金や防災情報通信システム整備工事などの支出が減ったことが主な要因です。
▽歳出
487億5,341万円
■[POINT]市の財政状況は健全です
行財政改革の推進により、引き続き財政構造の健全化に努めます。
▽健全化判断比率
4指標とも国の定める基準を下回り、市財政の健全性を示しています。
※1…使い道が特定されないお金を、安定して得ることのできる収入の規模
▽資金不足比率
全ての公営企業会計で、資金不足は発生していません。
▽財政の弾力性は?
経常収支比率は94.5%(県内20市平均93.4%)
経常収支比率は、経常的にかかる経費(人件費・扶助費・公債費など)が、経常的な収入に対し、どのくらいの割合を占めているか示したものです。比率が低いほど、財政の弾力性・自由度があります。
令和3(2021)年度と比較すると増加しました。引き続き、経費の削減に努めます。
▽財政の余裕は?
財政力指数は0.653(単年度)(県内20市平均0.544)
財政力指数は、地方交付税(普通交付税)を配分するための指標。指数が小さいほど財政力が弱く、1を下回った場合に地方交付税が交付されます。他市に比べ原子力発電所立地に伴う市税額が多いため、県内20市中、単年度、3年平均ともに2番目に良い数値となっています。
■一般会計で実施した主な事業
[柏崎市デジタル予算書]で、詳細を確認できます!
・検索、絞り込み機能で、調べたい事業を抽出できる
・地区別情報・グラフなど、数値以外の情報を交えて分かりやすく紹介
●子どもを取り巻く環境の充実
▽児童クラブ整備事業
1億164万円
槇原小学校の敷地内に、槇原児童クラブを建設しました。より良い環境が整備され、児童が安全に過ごせています。
▽産後ケア事業
322万円
退院直後の母子に対して、産婦健康診査の助成や産後ケア事業を開始。心身のケアや育児のサポートなど、安心して子育てができるように支援しました。
▽子どもの医療費助成事業
1億8,678万円
令和4(2022)年度から通院助成の対象年齢を18歳到達年度末までに広げました。子育て世帯の経済的負担の軽減と、子どもの疾病の早期発見と早期治療につなげています。
●産業の振興
▽事業構造強化促進事業
7,577万円
新分野展開や事業転換、事業継続や雇用維持に積極的に取り組む事業者に補助金などを交付。事業者の前向きな変革を支援しました。
●人材育成・確保
▽介護従事者人材確保・育成支援事業
4,232万円
介護の資格取得を目指す人や、夜勤対応者などへ補助金を交付。介護職員のスキルアップや職場定着を図りました。
■原油価格・物価高騰などの対策を強力に推進しました
▽[市民向け]物価高騰等に対応する緊急生活支援事業
8,232万円
新型コロナウイルス感染症や物価高騰などの影響で、生活に困窮する方へ1世帯当たり1万円を給付しました。
▽[市民向け]子育て応援券臨時交付事業
2億1,688万円
市内に住所がある18歳までの子どものいる世帯に対し、市内店舗で利用できる臨時子育て応援券(子ども1人当たり2万円相当)を交付しました。
▽[事業者向け]原油価格・物価高騰等緊急対策事業
2億3,839万円
省エネ設備の導入に関する補助金を交付した他、物価高騰の影響を受けている市内事業者に対して助成金を交付しました。
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