「都市部の企業の方が魅力的だ」と思っていませんか。企業の魅力はさまざまですが「働きやすさ」も魅力の1つです。市内でも、働きやすい環境づくりに取り組んでいる企業はたくさんあります。その中でも、働きやすさを国に認められた企業を紹介します。
■このマーク、知っていますか?
▽ユースエール認定
若者の採用・育成に積極的で、雇用管理などが優良な中小企業が、厚生労働大臣から受ける認定
▽もにす認定
障がいのある方の雇用に関する取り組みなどが優良な中小企業が、厚生労働大臣から受ける認定
▽くるみん認定
仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組む企業が厚生労働大臣から受ける認定
■今後のキャリア形成に向けた研修
(福)西山刈羽福祉会
○山田宥人(まさひと)さん 事務局長
外部事業者の育成プログラムを導入し、若手職員向けに研修や定期的な面談を行っています。指導者の主観ではなく、外部の方による客観的な評価で、一人一人の特性や傾向がはっきり分かります。その結果に基づき、一人一人に適した指導につなげることができています。プログラムの中で特性に合わせた指導方法を学べるため、指導する職員もスキルアップできます。若手職員にとっても、指導者になった時に、自分が受けたプログラムを後輩への指導に生かすことができると思います。
新たに中堅職員向けの研修も始めました。職員がキャリアを積んでいく中で、自身の将来像を考えたり、キャリアアップしたりするための道筋を作っています。
「面談では気兼ねなく話せ、自分に足りない部分など現状を整理する機会になっています。会話を重ねコミュニケーション能力が高まりました。」
■障がいがあっても適材適所で活躍
永井コンクリート工業(株)
○永井義行(よしゆき)さん 代表取締役社長
○永井裕子(ひろこ)さん 総務部労務担当
昔から障がいのある方と一緒に働いてきたので、特別なことをしている意識はありません。障がいがあってもなくても、適材適所で仕事をしてもらっています。
粘土細工が得意で軽度の知的障がいがある従業員には、商品の補修や手直しの仕事をしてもらっています。身だしなみを整えることが苦手なため、鏡の設置や貼り紙で、いつでも身だしなみを意識できるよう工夫しています。音と光が苦手な精神障がいのある従業員には、サングラスやイヤーマフなどを貸し出し。本人の希望もあり、他の従業員と同じ仕事をしてもらっています。また、各職場で相談役を決めておき、困ったことなどがあればすぐに相談できる体制を作っています。
「覚えることが多くて大変ですが、先輩たちにやさしく教えてもらっています。上手に作業できると達成感があります。」
■仕事の情報共有で育休を取りやすく
(株)飯塚鉄工所
○飯塚肇(はじめ)さん 代表取締役
以前から、ノー残業デーなど社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。育児休業は女性社員の取得率が100%。令和3(2021)年には、男性社員が初めて取得しました。仲間の育児休業の取得を通して、多くの社員が業務を属人化するリスクに気付き、情報を共有する意識が生まれました。
また、属人化をなくす取り組みとして、お客さまと接する部門では2人1組のタッグ制を導入しています。急に休まなくてはならない状況になっても、仕事を任せられる相手がいるので安心して休むことができます。中途採用の面接時などに「くるみん認定を取得しているから働きやすい職場だろうと思い応募した」という声を複数もらっています。
「育休で気持ちがリフレッシュでき、復帰後は仕事への意欲が増しました。上司から「仕事のことは気にしないで」と言ってもらえ、安心して育休を取得できました。」
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