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自治体の皆さまへ

柏崎で働くこと、暮らすこと。(1)

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新潟県柏崎市

どこで働き、どこで暮らすかは、どう生きていくかを考える時に切っても切り離せないテーマです。
今号の特集では、柏崎で暮らすことを選び、生き生きと働いている人たちを紹介します。

■自分らしく働き、暮らす
日本全体の課題の一つである、人口減少による働き手不足。長年にわたり、出生率の低下や高齢化が進み、労働人口の減少が深刻化しています。柏崎市も例外ではなく、基幹産業の製造業をはじめとした多くの産業がこの課題に直面しています。さらに近年では、若者や働く世代が柏崎を離れてしまうケースもあり、このような状況が続けば地域の活力はさらに低下してしまうかもしれません。
そんな中でも、柏崎で「自分らしく」働き、暮らす人がいます。今回は、柏崎で育ち、柏崎で働いている4人にお話を聞きました。柏崎で働く理由はそれぞれですが、豊かな自然や生まれ育った場所であることの安心感など、働く場所としての「柏崎の良さ」も見つかりました。
皆さんのお話から、柏崎で働き、暮らすことをあらためて考えてみませんか。

▽柏崎市の人口の推移(各年6月末時点)

■製造業で働くひと
細海(ほそかい)みな美さん (株)オグロ

製造業の特色や魅力:市内では約300社もの製造業が活躍。特に金属加工分野の製造事業者が多く、自動車部品製造業は日本の自動車産業の発展に貢献し、多くの雇用を生み出しています。更なる成長のため、新分野展開に取り組む事業者も増えています。

●やりたいことに挑戦させてくれる環境で力を尽くす
▽働き始めたきっかけ
専門学校で写真を学び、前職は長岡の子ども写真館で働いていました。2年ほど勤め、結婚など環境の変化もあり、地元で働きたいと思い、柏崎に戻ってきました。

▽仕事内容
生産管理の事務と来客対応をしています。最近は営業のサポートも行い、注文書の処理や出荷準備にも携わっています。自分がやりたいと思ったことに挑戦させてくれる環境で、周りの社員から丁寧に教えてもらっています。
家庭と仕事の両立にも理解があり、基本的に土・日曜が休みなので、プライベートの時間も確保できています。残業時間が無理のない範囲で制限されていたり、夜勤の人には残業させないようになっていたりなど、従業員目線でとても心強いです。この春に主任になり、今まで以上の仕事を任されていて、業務の円滑化のための新システム導入にも携わることになりました。従業員のワークライフバランスの向上のためにも、より良い職場づくりに力を尽くしたいです。

▽柏崎で働く魅力
家族や友達が近くにいることと、自然が身近にあることが魅力です。職場が海の近くにあるので、帰りに海に寄ったり、仕事の合間に食堂から見える海に癒されたりしています。写真を撮るのが好きなので、友達と県内のカフェに行き、写真を撮ったりご飯を食べたりして楽しんでいます。市内にもおしゃれなカフェがたくさんあるので、市外の友達から一緒に行こうと誘われることもあります。友達から結婚式や子どもの誕生日の写真を撮ってほしいと頼まれることも。夢の森公園や海などで撮影しています。
県外にいる友達とも、お盆や年末年始に帰省する時に会っています。会いに行かなくても会える、いるからこそ会えるのがうれしくて柏崎で暮らしています。

▽かしわざきのお気に入り
えんま市…子どもの頃から、毎年楽しみにしています。

・現場で、製造部門の社員と打ち合わせをする細海さん。どんな時も笑顔が絶えない。

■情報産業で働くひと
金子真友さん (株)カシックス

情報産業の特色や魅力:新しいサービスやアプリケーションの開発、次世代テクノロジーの研究など、常に新しいものを生み出すことができる産業。地域のニーズに応えたソフトウェア開発や情報システムの提供などが展開されています。

●DXの推進で、柏崎をもっと元気にしたい
▽働き始めたきっかけ
生まれ育った場所で馴染みがあり、自然豊かで落ち着くという安心感が決め手です。将来は地元に貢献したいというぼんやりとした思いを抱えていて、武者修行のつもりで関東圏に進学し、そのまま医療・介護にかかわる仕事に就職しました。県外に出ることで柏崎の魅力に気付かされることが多く、さらに、地元を元気にしたいという思いからUターンしました。
カシックスを選んだのは、ICTやDXの力で、医療、介護、福祉、環境政策、子育てなど、さまざまな角度から、まちづくりに貢献できると思ったからです。

▽仕事内容
市役所内にあるサポートデスクで、情報政策支援業務をしています。主にICTに関する困りごとの相談に対応し、機器やシステムの管理、不具合のサポート、テレワークなどの支援を行っています。知識と経験が試される場面が多いので、日々勉強に励んでいます。学んだことをアウトプットできた時や業務改善に結びつく提案ができた時にやりがいを感じます。

▽社内のコミュニケーション
現在は育休中ですが、出産前もフレックスタイム制度やテレワークを活用し、柔軟に働くことができました。社内の課題を管理するシステムを活用して業務の属人化をなくしたことで、スムーズに業務を引き継げました。フラットな組織文化のため、メンバー同士のコミュニケーションも活発です。普段からチャットツールなどで情報を共有することで、いざという時に垣根を越えて助け合うことができています。

▽これから挑戦したいこと
子育て中の母という立場からの提案が、より良い市民サービスの提供につながるとうれしいです。「DXの推進で、柏崎を元気にしたい」という大きな願いも持っています。

▽かしわざきのお気に入り
海の大花火大会…県外にいる時も必ず帰省し、見ていました。

・現在は育児休業中の金子さん。お子さんが大きくなったら、一緒にスポーツをしてみたいそう。

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