田上町長 佐野恒雄
いつまで続くのだろうと思われた異常ともいえる暑さも少し落ち着き、朝晩はようやく秋を感じさせる頃となりました。
夜中まで騒々しく鳴いていた蝉の声も、気付けば、いつしか秋の虫の鳴き声に変わり、虫の声でも季節の移ろいを感じさせてくれます。
今年は田上町が町制施行50周年、昭和48年8月に旧田上村から現在の田上町となって今年で50年という大きな節目を迎えました。その記念事業のスタートとして、先月16日にバンブーブー2023の点灯式に合わせて「良宵たがみwithだんくろう祭り」が開催されました。商工会青年部を中心に行われてきた団九郎まつりを今年は内容をリニューアルし、さらに田上中学校の生徒の皆さんとバンブーブー実行委員会のメンバーが、これまでの伝統を受け継ぎながら、新しい「田上町のまつり」というものを一生懸命考えてくれた素晴らしい企画が存分に発揮された祭りになりました。
田上中学校三年生がアレンジした田上甚句や団九郎伝説の朗読がステージで発表され、地域のお店とコラボしてできた「だんくろうカフェ」「だんくろうSHOP」も開かれました。竹あかりの製作については、ワークショップを通じて町民の皆さんはじめ、多くの参加、ご協力のもとに行われ、地域一体となって作り上げられています。竹あかりの会場になった竹林、椿寿荘は昨年から更にバージョンアップして、幻想的な世界の演出に、訪れた人達は一時の癒しの空間に酔いしれていました。
異常ともいえる暑さの中、準備に奮闘された商工会青年部の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。最終日の15日まで、町内外から大勢の来場者で賑わうことでしょう。
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