田上町長 佐野恒雄
今年の秋は夏の異常気象の影響もあって、ことのほか短く感じられ、爽やかな秋を楽しむ間もなく冬の12月を迎えたような気がしています。こうした事象が毎年当たり前のようになって、日本の持つ素晴らしい四季が失われていくようなことのないように願わずにはいられません。
今年はご承知のように、田上が町制を施行して50周年を迎えました。先月の10日には、それを記念してメインイベントである「記念式典」を開催し、県知事をはじめ多くのご来賓の方々、そして町内関係者の皆様をお招きし、めでたく50年の節目を祝う事が出来ました。
特に、式典内で行われた小中学生の「未来の田上町」と題した発表やパネルディスカッションでは、参加者とともに町の魅力を改めて再発見できたと思っており、非常に有意義であったと思っています。
さらに翌日には、田上町出身者、田上町にゆかりのある音楽家の皆さんによる「記念コンサート」も開催され、会場いっぱいの参加者の皆さんの拍手がいつまでも鳴り響き、素晴らしい記念コンサートになりました。
そして、記念コンサートは勿論のこと、「良宵たがみwithだんくろう祭り」や、地域住民で支え合うための体制づくりを考えた「地域支え合いフォーラム」や、「健康づくり講演会」、「田上町文化祭」、「佐藤杯町内駅伝競走大会」等に、それぞれ冠を付けていただき、共に50年の節目を祝う事が出来ました。
多くの町民の皆さんからご参加いただき、ご協力をいだきましたことに心から感謝を申し上げます。
今年一年を振り返ってみれば、人口減少に中々歯止めがかからない状況ではありますが、その中でも子どもたちの未来を見据えた明るい笑顔に光明を少し見いだせた年でもありました。これからも職員一丸となって、誰もがずっと住み続けたいまちづくりを目指して頑張って参ります。
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