年頭のごあいさつ

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■田上町長　佐野恒雄
あけましておめでとうございます。　
皆様におかれましては、健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。　
二〇二四年の干支は「辰」です。十二支のなかで唯一実在しない空想上のいきもので、「振るう」という文字に由来して、自然万物が振動し、春の暖かい日差しが大地全てのものに平等に降り注ぎ、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表すといわれています。又、辰年は政治の大きな変化が起きることが多い年とも言われています。　
国内政治情勢もさることながら、一向に停戦の糸口さえ見えないウクライナ情勢、更にイスラエルパレスチナ問題が一歩でも二歩でも和平に向けて前進する年であってほしいと願わずにはおれません。
昨年はご承知のように、田上が町制を施行して五十周年という記念すべき節目を迎えた年でありました。特別大きなイベント等は実施しませんでしたが、「記念式典の開催」、当町にゆかりのある音楽家の皆さんによる「記念コンサートの開催」、地域住民で支え合うための体制づくりを考えた「地域支え合いフォーラム」、そして小中学生の「未来の田上町」と題した発表やパネルディスカッションの開催など、様々なイベントにより五十年の節目を町民の皆様と共に無事祝う事が出来ました。　
今日、田上町がこうして大きく発展できたのも、先人たちの献身的なご尽力の賜物に他なりません。心から感謝を申し上げます。　
ようやく新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「2類相当」から「5類」になって初めてのお正月という事で、今年は帰省を楽しみにしていた人達で、例年以上に賑やかなお正月をお迎えの事と思います。　
町民皆様にとりまして、今年一年が幸多き年となりますことを心から祈念申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。