■田上町長 佐野 恒雄
朝晩はめっきり寒くなって参りました。それにしても先月の気温の変化の激しさは何だったのでしょうか。20日には列島に寒気が流れ込み、北海道など北日本では初雪や初冠雪の発表が相次ぎました。札幌では去年より22日早い初雪で、10月に雪が降るのは実に7年ぶりとのことです。県内でも、21日の朝には5.8度と、この秋の最低気温を記録したかと思えば、前後に25度を超える夏日が何日か観測される等、一日の寒暖差の大きさは異常気象以外の何物でもありません。
今年の秋は、こうした気温の変化についていけずに体調を崩して病院を受診する人が増えているという報道もありました。身体のだるさや肩こり、頭痛、腹痛など、人によって様々な症状があるそうです。
そうした体調不良を防ぐために、お医者さんが薦めていたのは、とにかく体力をつけるための「適度な運動」でした。寒暖差や気圧差に負けない体力を少しずつ付けるためには、一日10分でも20分でもいいので、軽い運動から始めることが大事ですと話されていました。
大切な事は、決して無理をせずに自分の体力に合わせて、楽しく身体を動かして、少しずつ慣らしながら体力をつけていくことだと思います。
異常気象といえども、季節はやはり秋です。読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、そしてスポーツの秋です。何をするにも気持ちよく爽やかに活動できる秋、短い秋かもしれませんが、秋を満喫しながら冬に備えて少しでも体を動かし、寒暖差に負けない体力を身に着けていきましょう。
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