町長室から

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■田上町長　佐野　恒雄
寒さがひとしお身にしみる頃となりました。寒暖差の激しい異常気象のお陰で今年の秋もことのほか短く、爽やかな秋の日を楽しむ間もなく、あっという間に冬を迎えた様に感じます。一年の中で過ごしやすい秋、そして春という季節が毎年短くなっていくようで、日本の素晴らしい四季が年々失われていくような気がしてならないのは、私の思い過ぎでしょうか。
さて、先月、田上小学校の6年生46名を代表して7名の子どもたちが、学校の授業の中で学んだ「越の梅」について、その学習の報告で役場まで来てくれました。
子どもたちは、「越の梅」の歴史や特徴など学んだ内容を分かりやすくスライドにまとめて発表した後、「高齢化により「越の梅」の生産をする人が少なくなって田上の魅力が少なくならないように、いろいろな人達にPRしたい」という想いから、自分たちで考えて作成したパンフレットやポスター、手作りの「越の梅ゼリー」を紹介していただきました。「越の梅ゼリー」については、試食もさせていただきましたが、大変、美味しい味に驚きを隠せませんでした。ポスター、パンフレットも大変すばらしい仕上がりで、役場庁舎等で設置したいと考えています。
子どもたちが自分達で考え、町の特産品のPRに一役買って町の魅力を発信しようと一生懸命取り組んでくれている姿に大変感動いたしました。こんなに素晴らしい子どもたちにとって「未来に希望が持てる町」そんなまちづくりに、これからもしっかり頑張らねばと気持ちを新たにしています。