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[令和6年度]施政方針(1)

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新潟県田上町

■〜町に誇りと自信を持ち、誰もがずっと住み続けたいと思うまちづくりを〜
令和6年田上町議会第1回定例会が2月28日に招集され、佐野町長が令和6年度の町政運営についての施政方針演説を行いました。一部抜粋して紹介します。

◆はじめに
生いたしました、能登半島地震におきまして大変多くの方がお亡くなりになられたことに対しまして心よりご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様方におかれましても、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興、一日でも早く平穏な生活が戻ることを願ってやみません。
町におきましては、日頃から自然災害に対する備えが重要であるとの観点から、令和5年度より田上学区、羽生田学区、川通り地区と町内3ケ所に分けて防災訓練を実施しているところであり、今後より一層その取り組みを進めて行かなければならないという思いにかられたところであります。併せまして、町の防災対策の大綱である「田上町地域防災計画」につきましても、昨今の災害の発生状況などから、災害対策基本法の改正がなされており、国の改正の主旨に鑑みた見直しを令和6年3月末までに防災会議を開催し決定いただくこととしております。私といたしましては、この防災計画だけではあらゆる災害に対応できる万能なものではないと考えておりますので、その計画を補完する災害に応じた個別対応マニュアルが必要であると感じており、町民の生命と財産を守るため、今の町にできることは何かという視点から、策定に時間を要しても整備してまいりたいと思いを強くしております。

◆令和5年度を振り返って
さて、令和5年度を振り返りますと、年度初めに首藤教育長を、6月から鈴木副町長を新たに選任し、執行の体制が大きく変わるとともに統一地方選挙により新しい議員が4名増えるなど、顔ぶれも変わり心機一転、町政の運営に邁進しなければならないとより一層思いを強くしたところでもありました。改選後の議会にありましては、常に14名全員が町政に対する一般質問を行うなど非常に活発に活動されており、このことがより良いまちづくりに繋がって行くものと私自身確信できる1年でありました。
そうした中におきまして、議会の皆様方とは様々な議論をさせていただきながら、国の交付金を活用した電力・ガスなどの物価高騰に対する施策に取り組む一方で、梅雨明け以降の異常気象の影響による米の品質低下に対する支援策につきましては、農業委員会からは意見書を、議会からは全議員による要望書をいただき、早々に実施できましたことは、これまでにない取り組みであり大いに感謝申し上げるところでございます。

◆町制施行50周年を迎えて
また、令和5年度は、町制施行50周年の節目の年でもありました。
特別大きな事業は実施いたしませんでしたが記念式典における小中学生の「未来の田上町」と題した発表やパネルディスカッションにおいて、生徒たちの田上の未来を伝えよう、田上町の将来を担うため今の自分にできることを考えて実践しよう、素晴らしい伝統を未来に引き継いでいきたい、人と人とがつながり、安心して暮らせる町になってほしい、未来の田上町を自分たちでつくりたいという、未来への意気込みが伝わり大変心強く感じたと同時に、私自身といたしましても、これからの未来に向け、次代を担う子どもたちを大切に守り育て、希望が持てる未来を築き、次の世代に引き継いで行かなくてはならない責任を強く感じたところであります。
加えて、町制施行50周年の冠事業として行われた「たがみバンブーブー2023」では、商工会青年部が中心となり、小中学校の生徒たちをはじめ、地域の皆様と一体となって進められた結果、前回を上回る2万8、000人もの方からおいでいただき、田上町の魅力を大いにPRしていただくことができました。
また、昨年10月に三周年を迎えました「道の駅たがみ」も、町の新たなまちづくりの拠点として賑わいと交流人口の拡大をもたらしてくれています。このようなこともあり、大手不動産会社が行った県内市町村の調査では、「住み心地ランキング」、「幸福度ランキング」ともに上位にランクインしていることは大変喜ばしい限りであり、田上町の魅力が少しずつ広まっているように感じております。このことは、町民の皆様のオール田上で町を盛り上げていこうという機運の現れであると感じており、田上町の底力を見せつけられた思いであります。まさに田上の宝ここに有りです。

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