近年、さまざまな事情で学校に通うことが難しい児童や生徒が全国的に増加しています。長岡市でも傾向は同じで、昨年度には500人を超える不登校の小中学生がいました。
そこで今年度、市は不登校への支援を拡充。子ども一人ひとりに寄り添い、きめ細やかな支援を展開します。
◆安心して過ごせる新たな居場所を整備
自宅にこもりがちな子どもの居場所として、9月に「ほっとルーム」を開設しました。子どもたちは自ら利用時間を決めて自分らしく過ごします。自尊感情を高め、社会とつながりを持てるよう後押しします。
◆専門の相談員を配置 気軽に相談を
また、自立支援コーディネーターやスクールソーシャルワーカーなどの専門相談員を新たに配置。学校や医療、福祉などの関係機関と連携を強化し、積極的な働きかけで、早期支援につなげます。
『ありのままの自分に自信を持ってほしい』
-田覚敏子・自立支援コーディネーター
ほっとルームは、人と関わることが苦手な子や自宅にこもりがちな子が、一歩踏み出して「ほっ」と過ごせる新たな居場所です。自分らしく過ごすことで、自分に自信を持てるよう私たちが見守ります。
悩みや不安があれば抱え込まず、気軽に相談してください。お子さんの状況や気持ちをよく聞き、それぞれのペースに合ったやり方で支えていきます。
◆一人ひとりに合った方法でサポートします
▽[新規]ほっとルーム
学習・くつろぎ・遊びのスペースを備え、子どもたちは学習や読書など思い思いの時間を過ごします。
▽個別相談
お子さんと好きなことや興味のあることをしたり、話をしたりします。また、保護者と面談し、子どもとの関わり方などを一緒に考えます。
▽フレンドリールーム
学習などの個人活動のほか、子ども同士の交流活動や体験活動を行います。市内に4カ所あります。
▽[拡充]訪問支援
家にこもりがちな子どもの家庭訪問や、学校などでの相談や学習支援をします。
◆まずは子ども・青少年相談センターにお電話を
各施設の利用には相談が必要です。面接などの個別相談を踏まえ、支援方法を提案します。
相談対象:小学生~19歳の子ども・青少年とその保護者
【電話】32・3663
平日午前9時~午後6時
メールでも相談できます。
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問合せ:学校教育課
【電話】39・2249
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